携帯(FOMA/PHS)をパソコンから操作する(1)

携帯、あわわわわわの図


とりあえず、ベンツビス用のドライバーを何本も購入してきたので携帯を分解してみることにした。右の写真は、分解したまま電源を入れたところだ。少し暗くてわかり辛いが携帯の画面が映っている。


携帯で使われている電圧は、たいてい3.75V前後だ。なんでこんな中途半端な数字なのかは知らないが。


写真に映っているむき出しの配線は、ハンダ付けできるかどうかを調べるために付けてみたものだ。サンドペーパーで表面を粗らせば何とか半田付けできた。ボタン部分の中央が3.75V、その周りと導通すればボタンが押された判定となるようだ。


いま行ないたいのは、パソコンから携帯を操作することだ。携帯リンクケーブルを使えば操作できると言われるかも知れないが、あれはdocomoで言えばmova系の別売りキーボードの仕様に基いてキー入力情報を送っているので、別売りキーボード自体が対応していないFOMA系ではキーの操作は正攻法では不可能なのだ。(ちなみに写真の携帯はPHSです。PHSもキーをパソコンから操作できません)


まあ、FOMAのROMを解析すれば何かわかるかも知れないけど、別にキーを操作するだけならば、ボタンの部分にそれぞれ配線してあとはごにょごにょすればパソコンから操作可能である。


とまあ、何のためにこんなことが必要なのかと聞かれそうだけど、海外の携帯の開発などをやっていると携帯自体が遠隔地にあるわけだ。だから、その携帯にアプリをダウンロードしようとしても現地スタッフに頼まなければならない。こちらから一人、現地に派遣するともなるとそれだけでも結構のお金がかかってくる。そんなこんなでリモートでパソコンから携帯を操作できるというのは非常に魅惑的なことなのだ。あとは、パソコンからFOMAを操作できるといろいろ出来るのだが、あまり詳しく書くと実践する人が出てきて逮捕者が出かねないのでこれくらいにしておく。(つづく)