出張なんかなくなればいいのに
私はいまだに打ち合わせのために大阪から東京に行ったりしている。
たかが打ち合わせのために、である。
いまやskypeですら24人までの同時通話ができるこのご時世に、何故わざわざ会って話をしないといけないのか。
それは
・相手がskypeを使っていないから
・相手がブロードバンドじゃないから
・相手がWebカメラを持っていないから
・相手がパソコンに詳しくないから
・相手がWordを持っておらずWordの文章を送っても読んでももらえないから
・相手のパソコンの画面はいまだ14インチのモニターだったりして、pdfのファイルをパソコンで読むのを嫌がるから
・相手の使っているプロバイダのメールの送信サイズの上限が5MBで、かつ、相手は大きなファイルをどうやって送ればいいか知らないから
・相手がMSNメッセンジャーを使っておらず、また、リモートアシスタンスを知らないから
・相手はMSNメッセンジャーでファイルを送ろうにも限られた時間しかパソコンを立ち上げていないから
・相手はパソコンに不慣れで、文字入力がままならないから
・相手のパソコンのマシンスペック不足でビデオチャットだとカクカクするから
・相手はpdfで送られた資料を印刷するためのプリンタを持っていないから
・相手は自分が作成した資料を整理してHDDに保管していないから
などの理由による。
一方こちらは、
・1Gbps光インターネット
・Core 2 Quadのマシン × 2
・24インチ液晶モニタ×1 + 21インチ液晶モニタ×2
・Office Ultimate2007 + SharePoint
・ロジクールのハンズフリーカメラ(Logicool Qcam Ultra vision QVU-13)
・カラーレーザープリンタ
・外付けHDD500GB×8 + ブルーレイドライブ(BUFFALO BD-R/RE対応 USB2.0用 外付けブルーレイドライブ BR-616U2)
・私のキータイプはそれなりに速い + ATOK2008
・パソコンは24時間常に起動させている
なので、pdfを横のモニタでいくつも開きながらビデオチャットしたり、会話をしながら企画書をリアルタイムに修正したりするのはさほど苦じゃない。
必要があれば都度カラーレーザーで印刷して確認できるし、自分がいままでに作成したすべての資料はネットワーク上のHDD上に整理して保管されているのでいつでも取り出せる状態だ。
これだけ環境を整えているのに何が悲しくて出向かねばならないのか。
インターネットが普及すればみんなメールで連絡を取り合い、skypeでチャットするので電話はなくなるんじゃなかったのか。いまだに毎日4,5回は電話がかかってくる。
「ソフトバンク同士通話無料」と言っても連絡したい人は誰もソフトバンク携帯を持っていないから自分だけソフトバンクにしても意味がないのにも似ている。