Sony Vaio Xはかなりいいかも


SONY VAIO Xシリーズ X118 11.1インチ Win7HomePremium 32bit ブラック VPCX118KJ/Bを買った。ノートパソコンはLet's noteを5年ぐらい前に買って以来だ。


Let's noteと厚み比較はこんな感じ。(→ http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/320/219/html/atusa_4.jpg.html ) あまりの違いにびっくりである。最小構成なら655グラム、13.9mm。


値段は、Sony styleで最小構成が89,800円。CPUをAtom Z530 1.6GHz→1.86GHzにすると5000円増し。Lバッテリーにすると3000円増し。これで97,800円。Sony styleだと納品に1ヶ月程度要する。


しかし、Lバッテリー + 1.86GHzなら、小売店向けのVaio X (VPCX118KJ/B)がほぼ同等の仕様なので、こちらを買うほうがお買い得だ。amazonでおおよそ9万円。インターネット最安のところならば8万円前後。


このように値段だけで見れば、小売店で買うほうが断然お得だが、Sony Styleでオーダーメイドで買う利点は主に3つ
1) Sバッテリーを選択したいとき(SバッテリーのほうがLバッテリーよりやや軽い)
2) WiMAXを内蔵させたいとき
3) SSDとして128GB/256GBのものを選択したいとき(128/256GBのものは1.6倍ほど速いらしい)


1)は、大きさがそれほど変わるわけでもないしSバッテリーではやはり心許ないので、Lバッテリーでいいやと自分を納得させ、2)のWiMAXは、ノートパソコンを買い換えたときにも使えるようにUSBタイプのWiMAXアダプタ(→ NEC AtermWM3200U USBアダプタ PA-WM3200U(AT) )を買ったほうがいいと思う。


3)は、ちょっと残念だが、64GBあればOSとOffice 2007とVisual Studio2010入れても32GBほど余る(ただし、リカバリー領域6.18GB)ので容量的には許せる範囲。128GB/256GBのSSDのほうが61%ほど高速らしいが、どうせそんなに頻繁にディスクアクセスを行なうわけでもないし、メモリは2GBあるのでアプリの起動が遅い程度だろうと判断。


■ 使用してみた感想


・キーピッチが狭い。ただ、キーとキーの間にはきちんと隙間があるので慣れればミスタッチはしにくいとは思うが、この狭いのに慣れるとデスクトップ機を触るときに困るので、大きくなってもいいから普通のキーピッチが良いのだが・・。
・キーボードに関しては、私はかな打ちなのだが「る」「め」のキーだけキーの横幅が特に狭かったりするのがとても嫌。これを他のキーと同じ幅にするわけにはいかなかったのだろか・・。あと私は右側のSHIFTキーを多用するのだがこのキーが小さすぎる。
・画面は11.1型ワイド(1366×768ドット)でそれほど狭くはないが、縦が768ドットだとChromeの設定画面のOKボタンが画面下にハミ出たりといろいろ難あり。
SSDはいまどきのデスクトップ用のHDDより遅いが、昔のノートパソコンのHDDの遅さからすれば全然許せる範囲
Atom 1.86GHzはやや遅いが、ネットするだけなら許せる範囲だし、OfficeやVisual Studioも致命的なほど遅いわけではない。
・IE8はやや重いサイトがある。Chromeなら特に気になるほどではない。私はChromeでブックマーク共有をオンにして使っている。
MSDN subscriptionのWindows 7 Ultimateのライセンスが余っていたので、"Anytime Windows Upgrade"でWindows 7 Ultimateにupgradeしてみた。シリアルを入れれば10分ほどでWindows 7 Ultimateに変更された。upgrade後、しかしリカバリー用のドライブが見れなくなった。*1 upgradeしてはいけなかったのか?
無線LAN経由でファイルをコピーした場合、5MB/sec程度。そんなに悪くない。
ATOK 2008は少しもっさりする。ATOKが重すぎるのか?Google IMEのほうが軽い。
・使わないソフトが山盛りインストールされている。ひとつひとつ削除するのが結構面倒。Sony styleで購入するなら、法人モデルならばバンドルアプリを無しのモデルを選択できるらしいのだが。
Vaioシリーズは有線LANが使えない機種があるが、この機種は、有線LANもちゃんと使える。
Webカメラと内蔵マイクが搭載されているのでskypeビデオチャットしてみたが、滑らかに動いていた。
GPS機能がついているので現在地がわかる。ゼンリンなどの地図ソフトと連携できるようだ。


■ 総評


私は、WiMAX + リモートデスクトップで自宅のパソコンを操作できれば最悪それでいいので、軽くて、ある程度画面が大きくて、長時間駆動できるバッテリーであって欲しかったのだが、Vaio Xはその条件を十分満たしている。私としては唯一キーボードが残念な感じで、これで長文を入力するのは正直辛いが、それを除けば申し分ない。

*1:ディスク管理ツールでこのパーティションを見ると回復パーティションになっていて、ボリューム名が無名になって、6.18GBのうち6.18GBが空き領域になっている。