iOSデバッグ&最適化技法


iOSデバッグ&最適化技法 for iPad/iPhone


iOS SDK Hacks ―プロが教えるiPhoneアプリ開発テクニック

秀和システムからiOSデバッグ&最適化技法 for iPad/iPhoneという本が発売されました。


↓目次
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2805.html


本のタイトルだけ見るとオライリーiOS SDK Hacks ―プロが教えるiPhoneアプリ開発テクニックのパクリかと思いきや、内容は全然そんなことは無く、iOS入門者向けにメモリリークしそうな点などを詳しく解説されています。


この本とはあんまり関係ありませんが、私の持っている初代iPhone 3GのほうはiOS4.1にアップグレードしたときOSが専有するメモリ量が増えたのか、いくつかのアプリの動作が不安定になりました。このようにOSのバージョンアップで動いていたものが動かなくなったりしていいものかと思うのですが、AppStoreでもかなりのアプリのレビューに「動かない」「動作不安定」などと書かれています。私はAppleにもその責任の一端はあると思うのですが。


あとiOS4.2からはiPadでもマルチタスクが採用されたことで、知らず知らずのうちにバックグラウンドで大量のアプリを動作させていて、メモリ不足でアプリが強制終了(メニュー画面に戻る)することが多々あります。メモリ不足でメニューに戻ったならその旨、エラーメッセージぐらいOSが出してもよさそうなものだと思うのですが。


それから、何かのアプリを中断して(バックグラウンドで動作している状態で)他のアプリを起動するとそちらのアプリのサウンドが鳴らないケースも頻繁にあって(たぶんサウンドバイスを解放していないからか?)、その後者のアプリのレビューに「買ったときは音が鳴ったのですが、鳴らなくなっちゃいました」とか書かれているのを見たりして、「そっちのアプリ関係ないのになぁ」と思ったり。


そんな感じで、AppStoreのレビューは現在かなりカオスな状態になっています。


あと、バージョンアップでアプリが動かなくなったりすることもiPhoneのアプリでは日常茶飯事なので、AppStoreに自分の購入したアプリの古いバージョンをインストールする機能があるといいのですが。


ともかく、iOSのプログラミングではメモリを大切にしないとひどいレビューを書かれちゃうよという話でした。いや、メモリを大切にしていてもいまはなんかひどいレビューを書かれたりしますよという話か…。