リモートデスクトップ vs FantasyRemote/TrueRemote


リモートデスクトップ → DirectXを使っているゲームなどがうまく表示されない。ゲームとして使わないなら、最高のソリューションなのだが。


・FantasyRemote → DirectXの画面であっても正しく表示される。また画面もアンチエイリアス処理がされていて縮小しても文字が読みやすい。


しかし、サービス登録に問題があって、Windows Vista/7だとうまく登録されない。(?) あと、ネットワークを一時切断されたとき、FantasyRemoteのクライアントを強制終了させるしかなくなる。


ノートパソコンでFantasyRemoteを立ち上げたまま、サスペンドをして、そのあと再開した場合、必ずこの症状になるので、とても手間がかかる。


・TrueRemote → こちらもFantasyRemoteと同じような目的のソフトだが、こちらは設定が容易で、かつ、サービス登録にも問題がないし、ネットワークを一時切断しても自動復帰する。


モニターを接続していないパソコンにTrueRemoteをサービスとして登録しておけば、KVM(CPU切り替え器)がいらない。KVM代わりに使うなら、このソフトがお勧め。


TrueRemoteはいまのところ音声の転送に対応していない。あと、縮小したときの画質は、FantasyRemoteのほうが若干良いような気がする。


それから、Pentium4のマシンをFantasyRemoteのサーバー機にして、Windows7のマシンをクライアントにして表示したところ20fpsぐらい出ていたのだが、TrueRemoteだと1fpsしか出ない。Windows7Windows7ならTrueRemoteでも30fpsは安定して出るのだが。原因はよくわからないが、DirectXSurfaceピクセルフォーマットによるのだろうか。


私は、このPentium4のマシンには、TrueRemoteを常駐させておいて、TrueRemote経由でFantasyRemoteを立ち上げて、FantasyRemoteで接続しなおして使うようにしている。ちょっと面倒くさい。


あと、TrueRemoteのほうはクライアントモードのときに接続先を登録できないので、これも少し手間だ。個人的には、複数の接続先を登録できて、一気にすべてに接続してウィンドウが整列してくれれば、それぞれのパソコンの画面を一気にノートパソコン上に表示できて非常に便利なのだが。


それから、TrueRemoteのほうには、サーバー側のマウスカーソルを描画する機能がない。ゲームガードなどでサーバー側のマウスカーソルがソフト的に制御できない場合、サーバー側のマウスカーソルがどこにあるのかわからなくて困る。FantasyRemoteでは、サーバー側のマウスカーソルを描画する機能があるので問題ないのだが。


ともかく、FantasyRemote、TrueRemote、いまのところどちらも一長一短であり、使い分けながら使っていくと良いと思う。