マインドストームNXTを借金をしてでもいますぐ買うべき10の理由


レゴ マインドストーム NXT


1) 旧製品では、USB接続が出来なかったのだが、USB接続できるようになった。これにより、赤外線が障害物で遮断される心配もない。


2) Bluetoothでワイヤレスリモコン機能。パソコンからのBluetoothによる通信が出来る。パソコンからリアルタイムにモーターを制御したり、センサーの入力を得たりすることが可能。そして、NXT同士もBluetoothで通信可能。メールボックスという仕組みで、1番目のNXTのメールボックスにこのメッセージ文字列を送りなさい、という形で書けるので直観的でわかりやすい。


3) 高性能モーターが3つ接続可能。モーターは回転のパワーを0-100までの数値で指定できる他、回転が終わったときに即座にブレーキをかけるのか慣性で回し続けるのかを指定することも可能。また回転角や、回転する速度を指定することも可能で、きめ細かな制御が出来る。


4) モーターは、角度センサーとしての入力にも使える。何度回転させられたかを検出することも可能。


5) 付属の専用ソフトウェアを用いればマウスのみでプログラムを書ける。その昔、CD-Rの自動焼き機(焼き終わるとCD-Rを自動的にロボットアームが交換してくれる)を知人が作っていたのだが、NXTを使えば1,2時間で作れそうだ。この手の自動化はとても面白い。


6) CPUが32bitのARM7と高性能。リアルタイム制御にも適している。


7) Legoのブロックと嵌合かんごうする(組み合わせて使う)ことが出来るので従来の膨大なLegoの資産(?)が活かせる。


8) センサーが豊富。タッチセンサー(物理的な接触)、光センサー(明るさを測定できる)、距離センサー(超音波で障害物までの距離を1cm単位で測定)、音声入力がある。手を叩くと動き出すロボットなども簡単に作ることが出来る。ユーザー側で用意したwavファイルも(rso形式に変換すれば)再生させることも可能だ。


9) NXT動作時に本体内に格納されたファイルにアクセスすることが出来る。ファイルから動作パターンを読み込んで、それに合わせた動きを行なうだとか、ユーザーの入力を記録しておくだとか、データロガー的な使い方も出来なくはない。(本体容量に制限はあるが。)


10) I2C対応で、自作外部機器の制御も出来る。自作外部機器がワイヤレスで動くだなんて、想像しただけでワクワクする。*1


マインドストーム(NXTではない旧製品のほう)で、ルービックキューブを解くマシンを作った人。
(NXTのほうなら、モーターの制御が楽なので、さらに作りやすいと思う。)


CubeSolver
http://jpbrown.i8.com/cubesolver.html



*1:NXTのコネクタ自体は、RJ-12のような6芯のコネクタである。こいつからI2Cで接続できる基板にこちょこちょっと橋渡ししてやれば、NXTから使えるようになる。I2Cで接続できるキットは多数販売されているので、少し自作すれば可能性は無限に広がる。