100億稼ぐ仕事術

100億稼げ!


先日、ほりえもんの本を3冊読んだ。

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/097/p01.html


こんな本買って、「ただでさえ儲かってるlivedoorをさらに儲けさせるのか」とか考えたら悔しいので、本屋で1時間ほどかけて立ち読みした。


経営じみた話は特に書かれていなかった。書かれていないというより、(年間250億稼ぐ会社の社長相手に言うのは失礼なことだと承知の上で言うが)、堀江氏自身は、経営者としては素人っぽい気がする。


世間では、経済学部とか経営学部とかを出てゼニ勘定が達者な人間が経営者として向いていると思われている向きもあるが、実際はほとんどの経営者は経営学部を出ているわけではないし、成功してる経営者が経済学に長けているわけでもない。まあ、当たり前と言えば当たり前なんだけど。なんか、そのへん勘違いして、金儲けしようとして経済学とかマネーゲームとか勉強してるのが身内にも居るんだけど、「そんなことよかもっと大事なことがあるだろ!」とかいつも思っている。


それはともかく、現在のlivedoor自体も、インターネットバブルのときに自社株で60億ほど集めて、その金でM&Aを繰り返したに過ぎない。(その具体的なプロセスについて言いたいことが無いではないが、別の誰かが散々書いてるので書かない) 問題はそこではなくて、(私見になるが)まともに市場があるのなら、60億の元手があって、それを使って100億稼ぐことはそんなに難しいことではないんじゃないかということだ。


100万の資本があって、それで人を雇って150万の仕事をとってきて、50万の利益をあげる。それはたいして難しいことではないだろう。これを規模をどんどん大きくしていく。規模が大きければ、それほど利益率が高くなくてもいいだろうし、インターネット関連の事業は粗利率が高いし、プログラムなどは使いまわすことが出来るので大規模でやればやるほど儲けを出すのは簡単だという意味はある。こういう商売の仕方に経営のノウハウなど無意味だ。馬鹿でも金儲けはできるのだ。しかし、大切なのはそこじゃない。


実際に会社をやっていけば、もっと人間的なトラブルに巻き込まれる。言うことを聞かない社員だとか、請求書を出してもお金を払ってくれない会社だとか。本当はそういうのをどう解決していくかのほうが重要だと思う。ほりえもんの本、悔しいけどそういうことを失敗談を交えて正直に書いてある。爆弾発言が多いと言われるほりえもんだけど、ある意味、いま真実に一番近い男だろう。買えとは言わないけれど、立ち読みぐらいしなさい!(`ω´)  > みんな