iPhoneアプリ設計の極意


iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン

iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザインという本が6月18日発売になるらしく、この本をオライリーの編集の人から献本していただいた。


基本的にはデザイナー向けにiPhoneのような携帯デバイスでの魅力的なUIはどうあるべきかを書いた本なのだが、iPhoneの小さな規模のアプリではUIの配置やその設計をすべてデザイナーが担当するわけでもなく、配置やレイアウトはプログラマがある程度決めてしまうことも多々あると思う。だから、これはプログラマも読むべきだと思うし、プログラマにも大いに参考になる本だ。


むしろ熟練したデザイナーにとっては、“常識”に分類される事柄も多く書かれており、“iPhoneで”という部分以外はあまり参考にならないかも知れない。


この本には、Twitterific(iPhoneで人気のtwitterアプリ)やThings(iPhoneのToDoリスト管理アプリ)の開発者へインタビューがあったり、監訳者の深津 貴之さん(TiltShift GeneratorやSuperPopCamの開発者*1 )がUIを設計するときにどういうプロセスで行なうかを解説した20ページほどの記事が付録としてついてきてたりして、私は非常に興味深く読ませていただいた。


また、サンプル用に7章がpdfで公開されているので↓を読んでみて参考になると思えば買えばいいのではないかと。
ftp://ftp.oreilly.co.jp/9784873115023/tapworthy_sample.pdf