iPhoneの真の実力を引き出す20の使い方


世間ではiPhoneはいろいろネガティブキャンペーンもされているが(→http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20080807)iPhoneが来てから私も人生観が変わったと思う。


iPhonejailbreakして使うことを前提に考えると、これは本当に脅威のガジェットだ。iPhone用のアプリを開発するわけではないとしても、jailbreakすることが前提ならいろいろな使い道がある。


以下、jailbreakすることを前提として、アプリをいろいろ購入したときに一体どういった使い方が出来るか考えてみる。



1) エミュレータで遊ぶ。(要jailbreak)


135グラムのエミュマシン(NES,SNES,etc..)と思うと画期的なんじゃないかと。しかもこの画面サイズ。操作は仮想ゲームパッドなので、慣れないとやりにくいけど。


GBA(ゲームボーイアドバンス)が比較的さくさく動くのには驚いた。PSPの時より断然フレームレートが出ているように思う。


2) YouTubeはMxTubeで。(要jailbreak)


動画を持ち運べるとは言っても3Gでdownloadするのは時間がかかるし、YouTubeの動画をパソコンでdownloadしてからiPhoneに移動させるのでは二度手間である。


YouTubeはMxTubeを使ってdownloadするのが良い。このソフトは並列download出来るので、WiFi環境でまとめてdownloadをしておくと便利だ。


3) カメラのシャッター音を消せる(要jailbreak)


UIで使われているsoundは「/System/Library/Audio/UISounds」にすべて入っている。拡張子はcafになっているが実体はAIFFだ。


このフォルダにあるphotoShutter.cafを削除すれば、カメラのシャッター音がしなくなる。まあカメラの性能がいまひとつなのでたいした使い道はないかも知れないが。


4) モバイルインターネット


OSが軽量なのでSafari(インターネットブラウザ)もさくさく動く。Flashはいまのところ見れないが、それを除けばブラウザ性能も申し分ない。


無駄なキーボードもないから画面もめいいっぱい広いし、ソフトウェアキーボードだから言語切り替えでフランス語でもロシア語でも中国語でも入力できる。


5) カーナビ、ナビウォーク


GPSがついているので、カーナビやナビウォークとして使える。


GoogleMapなので、他社携帯より地図の精度がずいぶん良いし、Googleが提供しているのはbackendだけで、frontendはApple製らしく他のモバイル機からGoogleMapを利用するのに比べて使いやすい。


6) OpenSSHやApacheが動く(要jailbreak)


OpenSSHやApacheをインストールすれば、WiFiのファイルサーバーやWebサーバーに使えたり。


7) Quakeが動く(要jailbreak)


クラシックゲームのZork, Adventure, Rogueなんかも動いているようだ。


8) WiFiモデム,USBモデムになる(要jailbreak or NetShare)


iPhoneを出先でWiFiモデム,USBモデム代わりに使ったり(高額なインターネット料金が発生しても私は責任をとりませんが)、逆に、emobileを繋いだノーパソをWiFiモデム代わりに使ってiPhoneからインターネットにアクセスしたり。


・参考記事


iPhoneがUSBモデムになった日
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20080818



9) ONScripter,わっふるが動く(要jailbreak)


月姫」とか「AIR」を持ち運んでみてはどうですか?


10) 電子辞書に(要jailbreak)


weDictが使える。


EPWING形式の辞書が使いたい人は、iDic(いまFW2.0系に対応作業中らしい)でEPWING形式の辞書が使える。


11) 青空文庫


iPhone/iPod touch用の青空文庫ビューワ
http://i.yomou.net/


↑のアドレスをiPhoneSafariからブックマークするだけで使える。


12) モバイル用Googleリーダー


モバイル用のGoogleの画面から、Googleリーダーを選択するとモバイル用のGoogleリーダーになって、これがiPhoneの画面サイズにぴったりなので非常に使いやすい。


13) Twitter垂れ流しガジェットに


TwitterをIM(Google Talk)にも通知するように設定して、それをiPhoneSafariからGoogle Talkを利用するようにするだけ。パソコンの横においておくとTwitter垂れ流しガジェットに早変わり。


14) リモートアクセス


iPhoneではVNCクライアントはApple Storeからdownload出来る「mocha VNC Lite」(無料)か、「mocha VNC」(有料)、「Teleport」(有料)に加えて、先日紹介したRDPでログインできる「WinAdmin」(有料)、「Remote Desktop Lite」(無料)、「Remote Desktop」(有料)がある。


・参考記事


iPhone最強のキラーアプリが来た
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20080816


Remote Desktop Lite
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20080821


15) Google翻訳iPhone対応


iPhoneGoogleのトップページを開いて、詳細のタブからGoogle翻訳が出来るようになった。


・翻訳元の言語
・翻訳後の言語

を入力/選択する出来る。


Google翻訳はおそらく翻訳元の言語を中間表現にいったん変換して、そのあとターゲットの言語に変換する仕組みなのだと思う。だから、変換元の言語/変換後の言語は、すべての組み合わせの翻訳が出来る。しかも対応している言語は以下のもの。こんなサービスを無料で提供していいのか、と思ってしまうほどだ。


・アラビア
ブルガリア
・中国
クロアチア
チェコ
デンマーク
・オランダ
・英語
フィンランド
・フランス
・ドイツ
ギリシャ
・ヒンディー
・イタリア
・日本
・韓国
ノルウェー
ポーランド
ポルトガル
ルーマニア
・ロシア
・スペイン
スウェーデン


16) スケジューラとして


Outlookのスケジュールと同期できるので、Outlookでスケジュールを管理している人には便利。


jailbreakしているなら、IntelliScreen(有償)をインストールするとロック画面にこの予定一覧を表示することが出来る。これが便利すぎる。


17) pdf,xls,ppt,テキストビュアーとして


DataCase(有償。http://www.veiosoft.com/)をインストールすると、iPhoneftpでログインしてDataCaseの管理下のフォルダにファイルを転送することが出来るようになる。


pdf,xls,pptなど(これはもともとSafariで表示できるのだが)をローカルに保存しておいて読めるのは本当に便利だ。


ちなみにDataCaseはテキストファイルも表示できるがutf-8でないと文字化けする。(ファイル名もutf-8である必要がある。)


18) ニコニコ動画を見る


ついに有志の手により実現した。


iPhoneでニコ動をコメント付きで再生できる「iPhoneNico」(改造版mmNicoβcs)を試してみた(もとまかのiPhoneiPod touch戯れ日記)
http://d.hatena.ne.jp/moto_maka/20080818/1219006726


19) 2ch閲覧用


Jane2chのiPhone/iPod版。


http://touch.xrea.jp/janetouch/


20) 動画がとれる(要jailbreak)


Cycorder(無償),Video Recorder(有償)を使う。


関連) iPhoneでムービー撮影
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20080826