Ragnarok廃人伝説(5)

知り合いである現役のRagnarokプレイヤに意見を聞いたところ、「まあ、1日20時間とかそういうプレイヤは別に珍しくはないよね」と言われた。確かに、オンラインゲームには入れ込む人はそれぐらい入れ込むのが日常である。私のプレイスタイル自体は何も目新しいものではない。


だけど、当時は、情報自体に乏しく、どうやれば経験値を効率的に稼げるかだとか、アイテムのドロップ率だとか、精錬の成功率だとか、何もかも手探り状態で進めていた。


例えば、(以下のくだりはRagnarokで遊んでいる人に向けて書く)商売に限って言えばLoki鯖でうさ耳イベントが再実装されたとき(β1のころ)、うさ耳ばかり売っている露店があったり、同一カードが複数(2桁〜3桁)置いてある露店があったり、+7以上の精錬S付き防具ばかりの露店があったり、古木の枝を大量に(3桁〜4桁)置いてあったりする露店があったりしたかも知れない。


そういった、大量に高額レアを売っている露店は「ふつうに見かけるよね」と思われるかも知れないが、それらはすべて私のサブ垢だ。 (少なくとも私が引退する2003年まではそうだった)


カードの買取とかレアアイテムの買取をLoki鯖で最初に始めたのも私だ。(価格DBを自前で作っていたのでそういうことが可能だった) そのあと、5,6人同じことをやっている人が居たけど、Loki鯖は、すべて私のサブ垢か、あるいは私の仲間だった。


前述の通り、私は四六時中買い取りチャットを立てていたため「自動買取BOTか?」とまで2chとにゅ缶で噂されたぐらいである。(そりゃ思われるだろうけど) だから、こと、レアアイテム(除く超レア)の売買に関しては、私より情報がある人間が居たとは思えない。少なくともLoki鯖には居なかったと言って良いだろう。(つづく)