アイデアは金の卵ではない!


昨日紹介したPageRankの徹底研究
http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~baba/wais/pagerank.html#head6


は、PageRankに対する個人的見解として最後にこうしめくくられている。



たしかに、斬新かつ巧妙なアイデアさえあれば、あとは教科書的な
手法を組み合わせるだけであっても、Google に匹敵する(あるいは
凌駕する) サーチエンジンを作れる可能性はある。

現に Google自身が身をもって示しているとも言える。
だが、それを実際に出来る人は驚くほど少ない。
仮想モデルで「できるはずだ」ということと、動くものを示して
「ほらどうだ」ということの間には、天と地ほどの差があるのである。

胸にずしんと響く言葉だ。この言葉の重みがわからねぇうちは、やっぱり人間として半人前なんじゃないかなと思う。どんなに若かろうと、自分のアイデアをお金に換えてきた人ならば誰でも実感をしている。逆に自分のアイデアをお金にできない人は、本質的にその部分がわかっていない。


たとえば、港区赤坂四畳半社長(shi3z氏)の言葉にも重なる部分を見つけることが出来るだろう。

http://blog.livedoor.jp/shi3z/archives/16969905.html


shi3z氏には負けると思うけど、私もまた、たくさんのアイデアを生み出してきた。ここに書けないようなこともたくさんある。酒の席で顔を赤らめながら吐き出したアイデアだけで、毎年サラリーマンの年収ぐらいのロイヤリティが入ってくる。でもそれは私のアイデアが飛びぬけて優れていたからではなく、それを実現するだけの経済力、技術基盤はもちろんのこと、それを最後までやりぬくだけの精神力があったからだ。