blogにおける匿名性(3)

私の会社の場合の話をしよう。2chに仮に何か私、もしくは私の会社の悪口が書いてあったとしても、そんなものは「便所の落書き」とぐらいにしか思っていない。2chはそういうのも含めてひとつの文化を形成しているのだから、そういうのも暖かく見守ってやるべきだと私は考えている。


ただ、blogで私とか私の会社の悪口が書かれた場合は意味が違う。blogは日記という性質上、書いている人がどういう生い立ちの人で、どういう学校に行っていて、どういう仕事をして、いま何をしているかというところまで書かれていることがある。「名無しさん@プログラマ」とはわけが違うのである。本当は、うちのような小さな会社が、そういう人を訴えたところで、無駄な裁判費用がかかるだけだし、イメージダウンにもつながる。まともな経営者ならば、訴えない場合が多いだろう。しかし訴える可能性はゼロではない。


先日、本当に頭に来る事件があった。あまり詳しく書くとどれのことかわかってしまったり、そこに対するネガティブアクセスになったりするので詳しくは書かないが、ともかく、私がgoogleであるキーワードで検索していると、ある人のblogの書き込みにぶち当たり、そのblog上の(私のことを書いてある)表現には到底承服できない点があった。それで、その部分を抗議するとともに、その人はプログラマなので、その日記のプログラム的な欠陥を指摘した突っ込みを残しておいた。そこからもう技術とか関係なしの大喧嘩に発展したのだ。(つづく)