素晴らしきトラックパッド
トラックパッドは素晴らしい。マルチタッチを活かしたジェスチャーがよく出来ている。4本指のスワイプだって確実に認識される。Misson Controlで作業画面を複数作っておいて4本指のスワイプでその作業画面を切り替えるのは非常に気持がいい。従来、デュアルディスプレイで作業していたようなことでもこれなら1つのディスプレイでもなんとかなりそう。
ところでスクロールは2本指で上にスワイプさせると下方向にスクロールする。(Snow Leopardから変更になったそうだ。私はSnow Leopardでトラックパッドを使っていなかったので知らない) これは直感的なのでこれでいいと私は思うのだけど、ブラウザの戻る／進むが3本指で左／右のスワイプになっているのだが、これが直感的じゃない。「←」を実現するのは右スワイプじゃないといけないと思う。同じくMission Controlを上に出すための4本指での上スワイプも、下スワイプでないと非常に違和感がある。このスワイプ方向を上下逆にしたいのだがなんとかならないものか。
iPadをセカンダリディスプレイとして使う方法
iPadをセカンダリディスプレイとして使えたら便利かな？と思って、調べてみたら、DisplayPad , iDisplay , Air Displayという3つのソフトがあった。それぞれ現在の価格は250円、450円、850円。
どのアプリもAppStoreでのレビューはひどく、とても買う気になれない。
試しに一番安いDisplayPadを買ってみたら、ちゃんとiPadに映ったのだが、1分ほどで切断されてそのたびごとにMac側でセカンダリディスプレイとして使うiPadを選択しなおさなきゃならない。どうもLion絡みのDispalyPadのバグのようなのでDisplayPadがバージョンアップしてくれるのを待つことに。 無線LANルーターの設定を変更したら、切断されずに使えるようになった。どうもDisplayPadは切断されたときの自動再接続の処理がとても甘いようだ。もうちょっとリトライを頑張ってくれてもいいと思うのだが…。
そもそも、WiFi経由での表示なのでディレイがひどく、iPad側の画面でテキスト入力などは現実的ではない。iPadに表示させるのは、Twitterやスティッキーズ(付箋アプリ)のようなものを表示させておきたい。しかし、Mission Controlで画面を切り替えると、iPad側も次のMission Controlの画面に切り替えられてしまうのでうまくいかない。iPad側がMission Controlの一つの画面を受け持ってくれなきゃ駄目だと思うのだが、そういう作りになっていない。
Mission Controlは別の環境だといいのに
WindowsにリモートデスクトップでログインするためにRemote Desktop ConnectionというMicrosoft製のアプリをフルスクリーン化してMission Controlの一つの画面に割り当てる。そうしておけば、4本指スワイプするだけで即座にWindowsと切り替えられる。
Mission Controlは単に画面を仮想化して拡張するというよりは、このように作業環境そのものの切り替えのようにして使うものなのじゃないかと思う。そうすると、Mission Controlで画面を切り替えたときには、完全に別のマシンであるかのように扱えるのが望ましく、ログインアカウントも別のログインアカウントで使えると良かったりするんじゃないかと思うのだが。
特に私が戸惑うのが、「かな入力モード」にしていて、Mission Controlで隣の画面に切り替えているのに、「かな入力モード」のまま継続していることだ。片方の画面では英語の辞書を引きながら、もう片方の画面ではテキストで日本語入力したいというようなときにちょっと面倒くさい。
Chrome意外と不便
Chromeはブックマークのオンライン同期が出来るので新しい環境で使うのに非常に便利なのですが、Safariだと3本指ダブルタップで即座に内蔵辞典を引くことが出来て、この機能が便利すぎてChromeで閲覧しているのにわざわざSafariでそのページを開きなおしてしまう。
でもSafariはdefaultでFlashが見れなくて、わざわざplug-inをインストールするのも気持ち悪いのでFlashが見たいときは、またChromeで開きなおしてしまう。要するにChromeで3本指ダブルタップで内蔵辞書が引けるようにならんのかという…。
ところでChromeでフルスクリーン化したら元に戻らなくて焦った。Shift + Command + Fで戻ることがわからず、iPadで「Chrome フルスクリーン lion」と検索してしまった。
英語辞書の単語読み上げ
Lionにも「プログレッシブ英和/和英辞典」が内蔵されており、これがすこぶる重宝するのだが、単語の発音を読み上げてくれない。もちろん、発音記号が書いてあるのだからそれを見れば発音はわかるのだが、一応耳で聴いておいたほうが記憶として定着するんじゃないか思い、どうしても読み上げさせたい。
そこで範囲選択して右クリック(2本指タップ)→スピーチ→読み上げ開始を選ぶと読み上げてくれる。単語だけでなく英文でも読み上げてくれる。かなり流暢な、自然な感じで読み上げてくれる。まったく凄い機能だなぁと思う。(日本語のVioce Over機能はとても不自然なのに…)
この読み上げ機能はとても便利な機能なのだが、「範囲選択して右クリック(2本指タップ)→スピーチ→読み上げ開始を選ぶ」というのがとても面倒くさい。ジェスチャーで一発で操作できるようにならないものか。
その他、目についたところ
・私はカーソルキーを多用するのだが上下が小さいと結構困る。まさか縦幅が半分のカーソルキーになるとは思わなかった。一日使ってたら慣れてきたが。
・鞄からMacBook Airを取り出して本体を開いた瞬間に操作が出来る。まるでiPadだ…。
・LaunchPad、iPadのホーム画面っぽくで面白い。慣れると使いやすいかも。
・キーボードが光るの何気に気分がいい。背面の林檎マークも光っている。カッコイイ。
・FaceTimeでiPadと話そうと思ったら同一AppleIDだと呼び出せない。AppleIDをもう一つとらないといけない。不便。また、同一AppleIDをMacとiPadとで使い回していると、FaceTimeで着信があるとその両方が反応する状態になる。うまく活用すれば便利？
・Mac用のApp Store、全体的にiPadのアプリより相場が高い。同じゲームでも、iPad用は85円なのにMac用だと600円だったり。
・Dashboardいるの？普通のアプリが置けたら便利だと思うのだけど、Dashboard用のガジェットしか置けないようなので、Mission Controlがあればいらないんじゃないかと…。
・Mission Controlの画面名、変更できるといいと思うのだが。あと画面の順番の並び替えも。
・MacBook Airの本体、長時間膝の上で使っていると低温やけどする程度には熱くなる。
・Google IMEをインストールした。かな入力から英数入力モードに戻すのに「英数」キーを押さないといけない。「かな」をもう一度押すことによって英数入力モードになって欲しいのだが、キーのカスタマイズでそれが可能なのかどうかよくわからない。
・再生できない動画があったのでApp StoreからMPlayerX(無料)をダウンロードした。3本指スワイプで10秒ほど先送り/後戻しが出来るのが便利。再生速度変更も出来る。
・GarageBand '11(DTM用のアプリ)や国語辞典がOSに付属っていうのがすごいなぁ。なんでもOSにつけちゃうんだなぁ。
・OS再起動時に前回の状態をある程度復元してくれるのすごく嬉しい。もうアプリ起動しなおして、ウィンドウを並べ直す必要ないんだ…。
・電源アダプター結構でかい。ケーブルの途中がでかくなっているのならいいのだが、差込口周辺がでかいので電源タップに挿せる数が減って少し困る。
・トラックパッドが便利すぎて、もうWindowsに戻れる気がしない。
ともかくMacBook Airは買ってよかった。仕事がずいぶんはかどるので本体代金ぐらいすぐに取り戻せそうだ。
