LET OVER LAMBDA日本語版




LET OVER LAMBDA Edition 1.0

Common Lispの解説書であるLet Over Lambdaの日本語版LET OVER LAMBDA Edition 1.0が発売された。Common Lispのマクロを活用して抽象的で生産性の高い効率的なコードを書くという話らしい。

Let Over Lambdaは世にある中でも最も過激なコンピュータプログラミング書籍の1つだ。基礎から始まり、最も高度な言語、すなわちCommon Lispの最も高度な機能を説明する。トップ1%のプログラマだけがLispを使う。そして本書を理解すれば、そのLispプログラマのトップ1%になるのだ。
(中略)
本書はあなたがたった今抱えている問題を解決する助けとなる有用なマクロ技能を教えるが、同時に読者を楽しませ、刺激するようにも設計されている。Lispとは、あるいはプログラミング自体がいったい何のためのものなのかを疑問に思ったことがあるなら、本書こそがあなたの探し求めていたものなのだ。
(中略)
Lispマクロの過激な世界へようこそ。Common Lispの基礎から最も高度な機能まで!真のLispハッカーのための秘密兵器。世界のトップ0.01%のプログラマになるために。

(゚Д゚)ハァ?


ちなみに私がLISPと初めて出会ったのは、いまは無きOh!Xの前身であるOh!MZ誌での4ページほどの紹介記事だった。(もう20年以上前になる) 私はその記事から勝手にLISPという言語を想像して、自分で実装してみたのがすべての始まりだった。


先日、私が実装したLISP(→ コンピュータ将棋プログラムをLISPで書く http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20090905 )はLISPというより、(私のなかのイメージでは)JavaScriptである。さらに言えば、私はCommon LispSchemeには全く興味が無く、LISPっぽい言語が必要になれば毎回自分で実装している。


要するに、確固たるLISPのイメージというのは私のなかには全くなくて、そもそも私はまともなLISPをろくに知らない。(Common Lispについては15年ぐらい前に大学の図書館で解説書で見ただけで、実際に触ったこともないし、触ろうとも思わない。) しかし、そんな私の不純な期待と、混濁したイメージを一身に受け止めてくれるのがLISPである。なんて包容力のある言語なんだろうと思う。


・Let Over Labmda 公式 http://letoverlambda.com/