話題の新書
あの西川善司さんの3D本が出た。マイコミジャーナルWeb連載コラム「3Dグラフィックス・マニアックス」の書籍化らしい。 私は3D関係はDirectX7ぐらいからついていけてないんですが(´ω`) この本で復習します。 ■ 関連サイト ・インプレスダイレクトの紹介記事 ・「3Dグラフィックス・マニアックス」(マイコミジャーナル) ・「(善)力疾走」(西川善司氏のブログ) ・3Dゲームファンのためのグラフィックス講座(GAME Watch) |
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「The Art of Multiprocessor Programming」の日本語版が出た。この本は、マルチスレッド、マルチコア時代には必携の書籍。私は、英語版で読んだので、日本語版の翻訳の質は知らないが、内容は超お勧め。 producer-consumerパターン、reader-writersパターンに始まり、closed-address hash sets , lock-free hash set, open addressed hash setあたりまで。マルチコアの特性にまで踏み込んだ、真に効率のいい並列プログラムを書くためのノウハウが満載。 .NET Framework4.0のParallel Extensionsでは思ったほどパフォーマンスが出ないとお嘆きの方にもお勧め。 結城先生の増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編が気に入った人は、この本も必ずお気に召すでしょう。 |
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オライリーの編集の方からiPhone SDK アプリケーション開発ガイドを献本いただきました。 私は、この本は英語版を持っていて、「これは凄くいい本なので、日本語版を出すなら監訳やらせてもらいますよ!」とか編集の人に言っていたのですが、諸々の事情により監訳はやらないことに。 それはともかく、この本は、原書のわかりにくかったところを結構修正してあり、「Core Graphicsフレームワーク」と「オーディオセッションとオーディオユニット」などは日本語版オリジナルの章。これは、単なる翻訳本ではなく、原書以上だと思う。 あと、オライリーの編集の人におまけでもらったのが「ヒットする」のゲームデザイン ―ユーザーモデルによるマーケット主導型デザイン。 コーエーテクモHD代表の松原健二さんが監訳されている。観客層を心理学のモデルを用いて分析して、ゲームデザインに役立てるところなど、ゲーム制作者にはとても参考になると思う。 ゲームプログラマ向けではなく、どちらかと言うとゲームの企画屋や、ディレクターや経営者などが読んでおくべき本だと思う。私もあまり真剣に考えたことがない領域だったので、とても新鮮だった。 |