実は入門書ではナイのだ

OllyDbgは超シュゴー(゚Д゚)



昨日の私の日記へのコメントでh_sakuraiさんが次のように書いている。



本読み終わりました。序盤は、美咲がクラッカー、お兄ちゃんが開発者となり
基本からクラッカーと開発の戦いが。中盤はお兄ちゃんがインディージョーンズ
さながらのクラッカーぶりが。終盤は、お師匠様と美咲のさらにハイレベルな
クラッキングと、まるでゲームブック、ソーサリーの魔法の呪文の書のような
巻末付録。この構成よくできていると思いました。

そうなのだ。今回の解析本(ASIN:4798008532)は、中盤あたりからネタ切れになって、時間もなかったことだし、初心者のことなんか知るかー!みたいな感じでどんどん書いて行ったのだ。おかげで中盤以降はかなりハイレベルな内容も(こっそり)仕込んである。


今回の本で、OllyDbgは便利なデバッガなんだなぁ、というのを世間に広く知らしめる結果となった。たとえば、こういう意見。

http://psv.moe-nifty.com/blog_1/2004/08/post_13.html


OllyDbgに関しては、私も非常に便利なデバッガだと思う。この道では、OllyDbgの日本語化やFAQ作成、汎用プロセスメモリエディタ兼デバッガ「うさみみハリケーン」の開発をされている、日本でも有数の解析マニア(?)と思われる、うさぴょん様のページが有名だろう。


Digital Travesia:
http://hp.vector.co.jp/authors/VA028184/


先日の販促 FLASH(http://yaneu.com/book/misaki/)をよーく見た人は気づいたかも知れないけど、実は、私の本、うさぴょん様にレビューしていただいたのだ。おまけにトップページで宣伝まで。この場をお借りしてお礼申し上げます。ホント、ありがとうございますm(_ _)m


うさぴょん様からレビューのときにいただいたメールの一部を引用。


今般の解析本の印象ですが、リバースエンジニアリングの基礎知識から対パッカー等
実践的なリバースエンジニアリング手法までの解説が分かりやすく、初心者はもちろ
んある程度スキルのある方を含めた広範な需要にマッチする、とても良い内容だとい
う印象を受けました。また、当方にとっても色々と参考になる解説があり、勉強させ
て頂きました。

正直、私の目標は、その道のプロ(?)であるうさぴょん様から(お世辞にせよ)こう言っていただいた時点で達成していたのだ。もうあとは本が売れようが売れまいが発禁になろうが回収になろうがどうでもいいのである。(いや、回収にはならないで欲しいけど)


ということで「Pentiumアセンブラなんか知ってるし初心者向けの本なんかイラネーヨ!」などと言わず是非手に取って(立ち読みでいいので)読んでいただきたい。