そろそろお布施しよう!
なんか面白い漫画に巡り合えたとするじゃん。すげー感動するよな?その作者応援したくなっちゃう。
でも応援って具体的にどうすればいいんだろうか。古本屋で全巻揃えても作者には一円も還元されない。(中古市場から在庫が減ることで新品の売上が伸びるという間接的な効果はあるのかも知れないが) 漫画喫茶で読んでも駄目。作者には一円も入らない。また、週刊誌の連載中にその週刊誌を買って読んでも作者に直接お金はいかない。なかなか作者にお金を還元するのは難しい。
その漫画がアニメ化されて関連グッズを買えば作者に還元されるだろうか?これもパーセンテージで言うと微々たるものだし、応援はしたいが、別に関連グッズとかいらねーんだよ…。
そうなってくると直接作者に寄付することが考えられる。寄付と言うと何か寄付する側がお金持ちで、お金が余ってて、寄付される側がお金に困ってるようなイメージがある。例えば何億円も持ってる人が自分への寄付を募っていたら、みんなは鼻で笑ってしまうだろう。
「寄付ならまずお前がユニセフにでも寄付しろよ!」と言われかねない。
そうじゃないんだよね。寄付する側はお金が余ってるから寄付するんじゃなくて、応援したいから、その気持ちとして寄付するんだ。また寄付される側は、お金に困ってるとかじゃなくて、その気持ちを次の作品へのモチベーションにしたり、いいアシスタント雇うのに使ったり、まあ、そういうのに使ってもらえればいいんだわ。寄付と言うよりは、お布施と言うべきなのかな。
そういうことをするための仕組みが無いんだわ。気軽に500円とか1,000円を作者に贈りたい。個人が直接作者に「応援のため1,000円贈りたいので振込先の口座を教えてください」とか作者にメールしても、作者にしてみれば「なに、これ、怖い…」と思うことだろう。メール返信する手間も馬鹿にならないし、500円のために本名や個人の銀行口座を教えたくないだろう。
じゃあ、そういうサイトを新規で作ればいいのかと言うと、これも違う。人が集まらないと意味が無いし、多額のお金が動くので、そこそこのインフラがあって、そこそこサイトに対する信頼など、もろもろ揃っていなければならない。
何が言いたいかと言うと、こういうのってニコニコ動画で出来るようにならんのかな…。