エンジニアに英語力は必要か?


たいていのビジネスアプリを作るのにプログラミングの知識ってたいして必要ではなくて、英語がわからなくてもほとんど問題とならない。


いまや主要なプログラミング書籍は日本語訳されているし、中身の無い駄目な本まで含めて過剰に翻訳されているのが実情だ。


たぶん、業務でプログラミングをしている人の99%ぐらいの人は英語が読み書きできなくとも何ら問題はない。英語を自由に読み書き出来ないために、数%の業務上のロスは出るかも知れないが、それはまあ許容範囲だろう。


一流のエンジニアや一流のエンジニアを目指す人が「エンジニアは英語が出来なければ」なんて言っているのを真に受けないほうがいいと思う。二流か三流のエンジニアになるのが能力的、時間的に精一杯の人にとっては、英語以外にやらなければならないことはたくさんあるわけであまり英語のために個人的なリソースを裂くべきじゃないと思う。


しかし「では、英語の不自由なエンジニアを雇うのか?」と、経営者としての立場を問われると確かに少し考えざるを得ない。


子供のころから幼児教育のなかで英語を勉強してきて、物心がつくころには英語が話せていた人は別として、普通は中学校で簡単な例文から習い始める。大学受験までには6年間しかない。特に高校3年のときに猛烈に勉強をして、長文が何不自由なく読める程度になる。(ならねばならない)


つまり、大学に進学したのに英語が出来ない人というのは
・英語をそもそもやる気がなかった → 自分をコントロール出来ていないんじゃないの?
・新しい言語を覚えるための学習能力に欠けている → 新しいプログラミング言語を覚えられるの?
・新しい物事を学習するメソッド自体が確立できていない → 新しい知識を習得できるの?
など何らかの問題を抱えている人であって、そういう人は新しい物事を習得するのが異様に時間がかかったりする。


結局、きちんとした学習能力があって、勉強するために自分をコントロールすることが出来て、かつ新しい物事を学習するためのメソッドを確立している人なら、英語ぐらい読み書き出来るんじゃないの?とは思う。


でも青春真っ盛りの時に、自分をコントロールだなんてなかなか出来ないのだろうけども…。