まだiPhoneを買うべきではない15の理由といますぐiPhoneを買うべき12の理由


新料金体系が発表されたので近くのソフトバンクのショップでiPhoneを買ってきた。そのお店(八尾店)には、8GBと16GB(ブラック/ホワイト)の両方の在庫がまだいくつかあるとのことだった。


■ まだiPhoneを買うべきではない15の理由


・赤外線通信が出来ない。赤外線通信でのアドレス交換に困る。


・携帯専用サイトが見れない。


・現状、FLASHJavaが含まれているサイトが見れない。(ニコニコ動画は駄目。YouTubeは見れる。) JavaScriptは正常に動作する。


iPhoneYouTubeが見られるのは、YouTubeの動画のURLに「&fmt=18」とつけるとH.264モードになるというYouTubeの隠し機能を利用している。*1 iPhoneがwmvやavi,mpegの再生に対応しているわけではない。事前にMP4形式に変換する必要がある。*2


・動画がとれない。


・カメラはいまどきの携帯としては貧弱で2Mピクセルしかなく、手ぶれ補正もなく、接写モードがないので(QRコードを認識させるためのアプリはAppleStoreから無料でdownloadできるが)QRコードを読み取れないことが多い。


・バッテリ交換が自分で出来ない。本体ごとショップに持って行く必要がある。(Appleによるとバッテリ交換サービスは$85.95で行なわれるとのことだ。)


・いまどきの携帯と比べると見劣りすることが多い(例:ワンセグが無い、お財布携帯にならない、携帯ストラップを通す穴が無い、不在着信ランプやイルミが無い、マイクロSDが使えない。Bluetooth 2.0 + EDR搭載とあるが、使用できるのはハンズフリーマイクのみ。A2DP対応機器やデータのやりとりには一切使用できない。)


・日本語入力が使いにくい。どれだけ熟練しても普通の携帯より2倍ぐらい遅い。iPhoneソフトウェアを2.0.1にupdateしてもまだ変換予測で固まることが多い。変換予測も日本の携帯に比べるとはるかに見劣りがする。


SDKが出たが3Gは使えない。WiFiのみ。バックグラウンドで動作するようなアプリは作れない。自分で作ったアプリでも自分の実機で検証するにはStandard Program $99かEnterprise Program $299に入らなければならない。また自分の作ったアプリを他の人に使ってもらおうと思っても他の人は(RSA認証のため)iPhoneの実機に転送することが出来ない。他の人に使ってもらおうと思うとApple Storeに並べるしかない。その場合、Appleの許可が下りないようなアプリは公開できない。


・これまで「パケット定額フル」は、月額一律5985円で提供されてきたが、今回の改定により、月額1695円〜5985円、1パケット0.084円の2段階制プランとなる。


ところが、ホワイトプランでは1パケット(128バイト)0.2円(税込み0.21円)なので*3上限パケット(5985/0.084 = 71250)に達するのは、71250×128bytes ≒ 8.7MBである。インターネットを少しでも見ようものならすぐに上限金額である。


また、パケット定額フルの最低料金1695円に含まれるのは1695.0.084×128bytes ≒ 2.46MBまでである。


メモリリークしているソフトが多くてメモリ不足になるためか、よくメニューに戻される。電源を長押ししていったん電源を切って再起動するとしばらくは安定する。


・バッテリの減りが早い。CPU負荷の高いアプリを動かし続けると1,2時間ぐらいしかもたない。


・絵文字、デコメが使えない。softbankのメールは完全なプッシュ方式ではないのでメールが来ると通知が来ても受信は同時に行なわれない。


ソフトバンクの他の携帯とメール交換をするとき、ホワイトプラン同士でも、「ただともメール」の対象外。iPhoneソフトバンク携帯とは思わないほうが良い。



■ いますぐiPhoneを買うべき12の理由


・携帯にしては大きな画面で非常に見やすい。マルチタッチ(2タッチ)スクリーンの操作性は斬新で直感的で使いやすい。


・モバイル系のインターネットマシンとしては最高である。Googleリーダーも正常に使える。サイトの閲覧に便利。


・Yahooメール,Gmailなどと連携できる。マニュアル設定することより、プロバイダが提供しているPOP/IMAPメールの送受信もできる。


・Yahooメール(yahoo.com)だけはプッシュメールがサポートされており、届くと即座にiPhoneのメールアイコンに未読の数が表示される。Yahooメールを是非使うべき。


・AppleStoreから「mocha VNC Lite」というVNCのクライアントが無料でdownloadできる。自宅マシンにVNC Serverを入れておけば、VNCでリモート接続できる。(「mocha VNC」のLiteではないバージョンは有償のようだ。)


・最初からついている電卓アプリ、iPhoneを90度横に倒すと自動的に関数電卓になる。使うごとにこういう新しい発見があって面白い。


GPS機能 + GoogleMapでナビのようなことが出来る。(GPSはあまり感度が良くないようで精度がいまひとつだが…。)


・いつでもどこでもYouTubeH.264モードなので、EDGEで見るのとは画質が大違い。


・今後のiPhoneのupdateなどでFLASHは対応される可能性はある。iPhoneは普通の携帯とは異なり、進化するデバイスである。


・PwnageTool2.0.2でiPhone2.0.1のJailbreakに対応。勝手アップが動くようになる。(例:iPhoneSSHで接続できるツール,EPWING形式対応の辞書ツールiDic,etc…)


iPhoneは既存の携帯の代わりにするものではない。セカンド携帯向けと割り切る。ソフトバンク同士だと21〜25時以外は通話料が無料になるので、相手がソフトバンク携帯のときにこのiPhoneで通話すると良い。


Jailbreakすることが前提なら、WiFiモデム化することが出来る。イー・モバイルのデータ通信カードがいらなくなる。 ( やり方はここには書かないので自分で調べて導入等は自己責任でお願いします(´ω`)人 )