ウイルスバスター2008は2007から大改悪されている件(5)

私のパソコンのHDDが壊れかけているので、VMWareのなかに作業環境を構築し、万が一パソコンが壊れたときでも、新しくパソコンを買って、VMWare本体さえインストールすればすぐに前の環境が復旧できるようにしたいと思った。


Vista上でVMWare Workstation 6を走らせ、VMWareのなかのパソコンにVistaをインストールして、Outlook2007 + ウイルスバスター2008の組み合わせでうまく動くか検証した。


その組み合わせ自体はうまく動くのだけど、IEを立ち上げてその直後に日本語を入力しようとするとMicrosoft Office IME 2007(以下IME2007)がやたらと重たい。5秒ぐらいフリーズする。ウイルスバスター2008を停止させればこの問題は起きない。


IME2007とVista IME(IME2003をVista用に手直ししたもの)とは全く違うもので、IME2007はどうも評判が悪い。Vista IMEに切り替えれば、ウイルスバスター2008が動作していても、確かに上記の問題は発生しない。*1 しかし、IME2007もチューニング次第では、重くはないようだ。*2


そんなわけで、VMWareのなかにメール受信環境やちょっとした作業環境を構築してVMWareイメージ + VMWare PlayerをリムーバブルのFlashメモリなどに入れて持ち歩くのも悪くはないかも知れない。


どうしてVMWareのなかにメール受信環境を構築しようと思ったかと言えば、Outlook2000からOutlook2003/2007になって、インターネットアカウント情報のexportが出来なくなったからだ。*3 メールの保存フォルダは選択できるのだが、アカウント情報の保存フォルダは選択できない。それどころか、どこに保存されているのかもわからない。


自分の保持している複数台のパソコンで共通のインターネットアカウント(たくさん)を使うつもりなら、Outlook2000でアカウント情報を登録して、IAF(Internet Account File)を書きだしておけとでも言うのだろうか。とんでもない話だ。


どうもOutlook2007は必要な機能がいくつも足りていない気がする。たとえば、Outlook2007はOutlook Expressのアドレス帳すら取り込めないらしい。(Windows Mail経由でならば取り込める。*4 )

*1:既定の日本語入力システムを Windows Vista 標準の Microsoft IME に設定する方法
http://support.microsoft.com/kb/932104/JA/

*2:IME2007は有罪なのか --- 猿頁
http://salv.miscnotes.com/2007/02/ime2007.php

*3:Outlook で .IAF ファイルによる電子メール アカウントのインポートまたはエクスポートができない
http://support.microsoft.com/kb/278168/ja

*4:Outlook2007 にOEのデータを取り込む
http://ayeyai.blog90.fc2.com/blog-date-20071014.html