将棋大会

id:yaneurao:20040921 で書いたとおり、地区大会で優勝してしまったため、府大会に出場してきた。府大会に進出したのは16人余り。1位,2位は全国大会に出場できる。(2位も出れるのは大阪は人口が多いので、そのための調整だと思われる。) とりあえず3回勝てば全国大会だ。


一戦目、ノーガード戦法(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Renge/7289/3.html)に誘導しようと思った。ノーガード戦法は、いまアマ強豪の間で流行っている結構優秀な戦法だ。しかし、相手が穏やかに23歩と穏やかに角頭を守ったので飛車を深く引きあっての飛車先交換型腰掛銀に進行。この戦形は戦前の将棋に多く見られた。私は細い攻めながらもうまく手をつないでなんとか勝ち切った。


とりあえず、この時点で、大阪府best 8。


二戦目も、ノーガード戦法に誘導しようと思ったところ、相手が角道を止めて振飛車の意志を表明してきたので、4筋の歩を突いてかまいたち(アマ強豪、鈴木英春氏創案の戦法)に誘導。四間飛車に振られた場合、4筋の歩を突くのは傷になる可能性があるのだが、近年の研究により打開手順があり互角に持ち込めることがわかっていたので、堂々と4筋の歩を突く。相手は三間に飛車に振り、三間飛車 vs かまいたち右四間という戦形に。序盤でリードして「これはもらったな。これで大阪府best 4確定かー!(´ー`) あと1回勝てば全国大会だなー!」とか思っていたら、粘られて攻めあぐんでしまい微差ながらも逆転してしまった。その後も私の弱気な受けで、ずいぶん利かされて最後はわずかに足りなくなった。残念。


精神論になってしまうが、私の負けパターンというのは決まっている。大きなポカはやらないのだが、読むのが途中で面倒くさくなって「もうこれくらいでいいかー」「穏便におさめとくかー」とか弱気になったときだ。大損はしないのだが、少しずつ形勢が傾いてしまう。これでは勝てるものも勝てない。勝負術や将棋の棋力以前に、自分の精神的な未熟さを思い知らされた一局であった。