Lydian Chromatic Concept(4)

楽典


前回、コメント欄で53平均律の話が出た。


53平均律:
http://www.seto.ne.jp/~john/john/53even_1.htm


P5を31等分して、ともかくP5を綺麗に出そうってことだ。オクターブは厳密なオクターブからわずかながらずれちゃうけど、許容誤差範囲なのでまあ、いいか、みたいな。なかなか魅惑的なスケールなので、いずれはDTMで53平均律での作曲に取り組んでみたいと思ってる。


それはともかく、二つの音が遠いか近いか、不協和音であるかそうではないのかを測るための指針として、それぞれの周波数の比が簡単な整数比になるのか、というのがある。これは音大に入るような人は誰もが手にとった(?)ことがあろう、「楽典(ASIN:4276100003)」なんかにも最初のほうのページに書いてある。


P1(ユニゾン),P5(完全5度)とP4(完全4度)は確かにそれが当てはまるだろう。その他については、ちょっとどうなのかと思わなくもない。なぜなら、これらは、音程根音(inteval tonic)の存在を考慮していないからだ。(つづく)