いまどきのアセンブラプログラミング(2)

ちなみに、この本の著者の橋本 和明氏とは、12年ぐらい前に一度お会いしたことがある。別に何かを話したわけではないし向こうも忘れてるとは思うけど。


橋本氏の関わる本というのは、内容はともかく、書く側や出版社の視点に立脚してみれば、結構手軽に書けてそれなり売れる本が多いと思う。橋本氏はそういう企画力が非常に優れているし、そういう部分は尊敬に値すると思う。私のような技術者寄りの人間が書くと、ついつい糞真面目に調べて、1ページ書くのに10時間ぐらいかけたりしながら渾身の力を振り絞って書いたりする。それはそれで大切なことだとは思うけど、全然労力に見合っちゃいない。


こういうこと言うと反感買うかも知れないけど、お金なんてもうかるときは簡単にもうかる(こともある)し、正直、本を書くのなんて馬鹿らしくなってくるときもある。本はコミケに出す「同人誌」とかと同じく、お祭りだから儲けなんかどうでもいいや、とぐらいに思っている。学会に論文発表したりするのにも似たものがあるだろう..それ自体が直接的にお金に結びつくわけではないという点において。(つづく)