第18回世界コンピュータ将棋選手権


ここのところ私が毎日コンピュータ将棋関連の日記(?)を書いているのは、もうすぐ第18回世界コンピュータ将棋選手権があるからだ。今年は2008年5月3日〜5日に開催される。


毎年、大会前後は世間の関心が高い。特に今年は、トップアマに平手で勝てるかどうかと言うところなので、観戦するほうも楽しみだ。


大会では通信プロトコルの実装に問題があったりして初手反則負け(後手番なのに先に指してしまう)などいろいろとトラブルが起こりやすいようだが、今年はfloodgate*1と言う練習対局場が用意されたので、比較的この手のトラブルは減るのではないかと思う。


思い返せば、ここ近年はマシンスペックの伸びが悩ましく、「コンピュータ将棋大会は2年に一回ぐらいでいいんじゃね?」と言う意見もあったが、ようやく低価格で4コアのプロセッサが普及してきたので、これが全体の底上げにつながるのではないかと思う。


そうなってくると1年に一回しか大会が無いのでは少し寂しい気もする。大会の開催地が木更津のかずさアークと言うど田舎交通の便が悪いところなので、今後は大会には出場せず、floodgateにだけ参加すると言う開発者が増えるかも知れない。


近年、大会の参加人数が増えてきたことだし、1次予選を無くしてしまって、floodgateの上位に位置することを1次予選通過の条件にしてもいいような気は少しする。地方からの参加だと3日もあるのは正直疲れる。(と、参加したこともないのに言うのも何だが。)