JTAGICE mkIIとICD2のclone

yaneurao2008-02-29


id:yaneurao:20080226で紹介したAVRとPIC用のICEのcloneが届いた。関税は不要だった。送料は$20ぐらいだったと思う。


Kee Electronics
http://www.keeelectronics.com/


■ AVR mkII Lite


JTAGICE mkIIのcloneほうは、AVR mkII Liteという名前だ。


cloneだけあって、AVR StudioからはJTAGICE mkIIとして認識するのでデバッグや書き込みのための特別なソフトは不要だ。また、ISPで書き込む機能もあるので他にAVR用のライタは必要ない。


ケーブルは標準的な10-pinのISPコネクタとなっている。共立電子で買ったAVR ATmega168汎用基板キット(1,230円)は、6-pinのISPコネクタなので変換するやつを作った。(同じ信号名のところにつなぐだけだが)


ちなみに、変換用の基板はストロベリーリナックスで100円で売られているみたいなのでこちらを利用してもいいだろう。
http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=18042


さっそく簡単なソースコードを書いて、AVR Studioからデバッグしてみる。


AVR StudioのデバッガはVisual Studioのデバッガと同じような操作性なのでVisual Studioで開発していた人なら見た瞬間わかるだろう。ブレークポイントを設定したり、カーソルの場所まで実行したり、関数を抜けるまで実行させたり、ブレークさせた瞬間に各変数の値をwatchする機能ももちろんある。



#include <io.h>

int main()
{
DDRD=0b11111111; // RD0〜RD7を出力ポートに

while(1)
{
PORTD = 0x00; // RD0〜RD7を'0'に
PORTD = 0xff; // RD0〜RD7を'1'に
}

return 0;
}

テスタでPORTDの電圧を測定しながら、PORTD = 0x00 と PORTD = 0xffのところで1行ずつstep overさせる。step overさせるごとにPORTDの電圧が変化するのが確認できた。


たったこれだけのことだが、何とも感動である。こりゃ最高にデバッグしやすい。Cで書けるだけでも大助かりなのに、Visual Studioの感覚でデバッグできるとは!


このAVR mkII Liteが、いまなら$45.95。なんとも安すぎる!


■ ICD2.5


こちらはICD2のclone。$49.95。私は最近PICを使う気になれないので動作確認もしてないが、AVRのほうが動いたので、まあ、動くのだろう。安いのでPIC使いの人は買ってみればどうかと。(なんか投げやりだな)


■ 追記(2008/06/08)


AVR mkII Liteを購入した人の詳細レポート。
http://members.jcom.home.ne.jp/0434383301/AVRmk2Lite.htm


■ 検索用keyword


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