音楽の道は大変なりよ

のだめカンタービレ 16巻 のだめカンタービレ 16巻 限定版
のだめカンタービレ(16) (KC KISS) のだめカンタービレ 16巻 限定版 (プレミアムKC)

のだめ16巻が発売された。私はのだめシリーズは、どうも素直に楽しめない。以前、IKeJIさんが、id:yaneurao:20060913のコメントとして、こんなことを書いていた。


# IKeJI 『単純にプログラムが書けるからじゃん?
エロゲにかかわろうと思っても、絵も書けないし、シナリオも作れない、
そんな頭の悪い人でもプログラムなら誰でも書けるし。


ずいぶん思い切った意見だし、普通の人が、こんなことを言おうものなら、プログラマの人たちから総好かんを食らいそうなものだが、IKeJIさん*1が言うとなれば話は別だろう。


私も(誤解を恐れずに言えば)理系の大学教養程度の知識と理解力があれば、少し勉強すれば、誰でもプログラムが書けるようになると思っている。要するに特殊な才能とかは全然無くても少しの訓練と努力で書けるようになるものだと思っている。


それに比べて、音楽はどうだろう。まったくもって、日本は音楽をやる人が多すぎるし、ピアノのある家が多すぎる。「ピアノを子供のころからやってます」みたいなのがごろごろしてる。「20何年もやって、音大出てて、それでもピアノ演奏では生計を立てられなくて、ボランティア的な報酬で、Jazz Barで週末だけピアノ演奏のアルバイトをしている」とか聞かされると、ほんと大変な業界なんだなぁと思う。


ピアノなんて、才能があって、なおかつ努力して、それも10年も20年も毎日一心不乱にやり続けて、それで食えるか食えないか。コンピュータ業界なんて、それからすればぬるま湯そのものだろう。私は、音楽で生計を立てようとしているすべての人をリスペクトせざるを得ない。


DTM MAGAZINE 2006年 11月号 [雑誌]



音楽業界自体がどれくらい“サブイ”のかは、私は詳しくは知らない。でも、私がときどき手にとる「DTMマガジン」のやる気のなさは、どうしたものかと思う。例えば、今月号にはこんな記載が。



お詫びと訂正
DTMマガジン11月号の下記のページにて、表記に誤りがございました。
読者の皆様、及び関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことを
お詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。

52ページ 秀丸エディタ
異なる製品の情報が掲載されていました。
誤:多機能2ch波形ソフト、30種類以上のエフェクトを装備
正:多機能テキストエディタ、高機能マクロ機能を搭載

どうやればそんなのを間違うのかは知らないが、もはやお笑い以外の何物でもない。

*1:肩書きはソフトイーサ株式会社の副社長で合ってるのかな?いま、ikejisoft.comが落ちてるので見れねーや。