日本語フォントにはAAが必要

Joel on Software


小さなフォントにAA(Anti-Aliasing)をかけると文字が潰れて読めないと主張する人たちが居る。Joel氏も自著の『Joel on Software』のなかで、「正直言ってアンチエイリアスされたテキストは単に汚く*1見える。」と述べている。


確かに小さな英字フォントは職人が苦労してドットを打ってたりして、TTF(True Type Font)を縮小しただけのものに比べると鮮明さが違うのも当然だろう。(例:Georgia,Verdanaのようなフォント)


しかし、日本語フォントはなかなかそうもいかない。漢字は文字が複雑なので、AAなしだと情報量が少なく文字の判別自体がしにくいのだ。だから、例え潰れていたとしてもAA有りのほうが良いと感じることがある。


gdi++.dllというWindows標準のgdi.dllをhookしてすべての文字をAA付きにしてしまうプログラムがある。「日本語フォントにはAAが必要」派の諸氏は、これを使ってみてはどうだろう?

*1:ここの書体がboldなのは原文ママ