我は知を探求する者なり！(6)

program

もう少し別の言い方をしよう。この暗号は、「ILOVEHACKR」のそれぞれの文字にweight(重み)があって、それを合計したものが末尾に書かれていた。(解答手順は→id:mol1213:20050609を参考にどうぞ)


私はMathematica上で行列を用いて連立方程式の係数を決定して、この暗号の仕組みを解いた。しかし、これではまだ本当の意味で隠されている謎を暴いたことにはならない。

とりあえず一服しようとコーヒーを飲みながら解となる係数の列を睥睨(へいげい)したとき、これが語呂合わせになっていることに気づいた。



I : 5963  = ご苦労さん

L : 42731 = 死になさい

O : 5050  = ？？？

V : 1919  = イクイク

E : 721   = ？？？

H : 50811 = これはイイ

A : 6741  = むなしい

C : 156   = ？？？

K : 14142 = sqrt(2)=1.41421356

R : 1356  =  ↑の続き。

しかし、ここまで暴いても、まだこの暗号に隠された真の意味を解読したことにはならない。


「I LOVE HACKR」の真の意味に到達するためには、ここからさらに長い長い思考実験が必要だったのだ。(つづく)