やねう企画はスーパープログラマ集団ではない!

うちの会社(やねう企画)のことを、スーパープログラマ集団だと思っている人は少なくない。私が誤解を与えているのかも知れない。たとえばこういうのだ。


id:zakinco:20050411


そもそもフツー、仕事でのプログラムにそんな“スーパー”な能力は必要ない。典型的なプログラムの仕事では9割以上が凡庸なコードで構成されている。せいぜい残りの1割、あるいは数%だけが、非凡なコードである。


もちろん、そのたったの数%が書けないがために「あいつは肝心なところで使えねぇ」とダメプログラマのレッテルを貼られることもある。プログラムのわからない経営者が見れば、一人で満足にソフトウェアを完成させられないプログラマ=未熟なプログラマとみなされてしまうのは無理らしからぬことである。


だからと言ってその人が使えないとは言えない。そういう人には、残りの9割の凡庸な部分を書いてもらえればいい。9割と1割なら、完成させるためにどちらがウェイトが大きいかは自明だ。もちろん9割のほうである。ここなくしてはソフトウェアは完成しない。9割がた自力で完成させることが出来るのに“使えねぇ”はずがない。そういう判断をしてしまうなら、その経営者がおかしい。


だからうちの会社で仕事をしてもらう人にそんな難しいことを要求しているつもりはない。「画像の横幅widthとbppが与えられて4バイトでalignされたpitch(1ラインのbyte数)を求める式」が


pitch = (((width * bpp + 7)>>3)+3)&~3;

脊髄反射的に10秒以内に書ければそれで十分だ。*1 まともなプログラマにとっては、まさに赤子の手をひねるようなものだろう。さあ、ものども来たれ、やねう企画!(`ω´)

*1:欲を言うなら、この式でなく、pitch = ((width * bpp + 31)>>3)&~3とさらっと書けて欲しい気はするが。