漢字検定


情報系の資格には何の興味も無い私だが、漢字検定1級はかねてより狙っている。


日本語は生まれながらにして使っているわけだから、普通に考えれば、齢を重ねるごとにたくさんの漢字を知っていて、かつ文章力がついていて然りだ。


ところが実際はそうでない人のほうがが多い。


なぜか?


これは、「(いま自分は日本語が)話せるからええやん」「(相手に自分の言いたいことが)伝わるからええやん」という甘えから来ていると思う。相手は人間だから、こちらが下手クソな文章で説明をしても真意を汲み取ってくれるかも知れない。しかし、そういうぬるま湯の環境が自分をダメにするのだ。結果、いつまでたっても文章力が向上しない。実際のところ、伝えようとしているディテールは全然相手に伝わっていないかも知れないというのに!


とは言うものの、漢字検定2級や準1級ならまだしも、1級は桁違いに難しい。JIS第二水準まですべての漢字の読み書き、四字熟語、国字、旧字体常用漢字体との関連に対する理解、地名・国名等の漢字表記(当て字)の読みなど、かなり広範な内容で、まじめに勉強し続けたとしても何年も下手すれば何十年もかかりそうだ。まあ、それはそれで構わないと思う。そのへんは覚悟したうえでライフワークとして取り組みたいと考えている。