“魔法”少女の由来

本というのは、企画案の段階で本のタイトルを決める。そのときの案では、美咲は魔法使いで、「マジカルオープン!」とか言ってソフトをどんどんクラックしてしまう本になる予定だったのだ。


美咲「でたわね!邪神ドングラー!あなたはソフトウェアにプロテクトをかけ、罪もないバックアップ目的のコピーをもことごとく妨害し続けてきた!許せない。罪のないコピーを虐げるだなんて!あなたの悪事の数々、この倉塚美咲がしかと見届けたわよ!いでよ、逆アセンブラ!マジカルオ〜プン!!」


とまあ、こんな本になる予定だった。それが少し書いてみたところ、すごく書きにくいことに気づいた。2ページほど書いているうちに頭痛がしてきた。3ページほど書いているうちに吐き気がして、もう一行も書き進めなくなった。仕方ないので、本のタイトルはあとで変更しようと思って、適当に書き進めた。締め切りの日の前日なんか、1日で65ページも書いたりした。

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20040701#p1

もう、魔法少女はやめて本のタイトルは「クラック読本」ぐらいにする予定だった。だって「解析少女美咲ちゃんマジカルオープン」って、何の本かすらわからんし。そんなわけで、書きあがった時に出版社の担当に相談したところ、


「企画案の段階なら変更できたんですけどねぇ..」


ガーーーン!Σ(゜Д゜) だって本文に魔法とか全然出てないじゃないですか?


「魔法のようにクラックできちゃう*1ってことでいいんじゃないですか?」


ど、、読者の人、怒ってきはるで!!(`ω´)


そんなこんなで、締め切りに間に合わなくて、書きかけのままお蔵入りさせていた 14章以降を、やねう企画のホームページ上で公開しちゃいますよ!(書き上げるまでしばらく待ってネ) そこでは美咲はついに魔法少女に..。

*1:しつこいようですけど、クラックする側の視点を交えて解説しているだけで、クラック対策本なのでそこのところお間違えなきようにお願いしますm(_ _)m