Borland Together体験記(3)

クラスの名前をファイル名とするファイルを作ったり、雛形を書いたりする作業は、普段のプログラムでも作業時間の1,2割を占めているだろう。まして、リファクタリング作業を行なうときなど、ほとんどがどこかのクラスのメソッドを別のクラスに移し変えるだとか、そういった単調な作業の繰り返しとなる。


そういう意味では、UMLのようなモデリングと連動させてプログラムしていくのは、好むと好まざると、今後のプログラミング環境はそうなっていく、という気はする。


また、UMLには、UMLとして広く認知されているというメリットがある。誰かにプログラムを説明するときに、UMLで書いて渡すという機会も少なくはない。今後、コミュニケーションの手段としてUMLを用いていかなければならないというのは、少なくとも間違いないと思う。


しかし、Visual Studioのような統合環境でUMLを採用しなければならないのかというとそれは話が別だと思う。クラスの雛形を作って、drag & drop , そして connectで、プログラムを書いていくことはUMLでなくとも十分可能だ。それに、UMLのクラス図は、まだまだ表現力不足だという部分もあると感じる。


そんなわけで、次回からVS2005のほうの機能を調べていくことにする。