Borland Together体験記(2)

Togetherは体験版なので、適用できるパターンが限られているものの、クラスのメソッドをこちらのクラスからあちらのクラスに移動させたりするのはdrag & dropで行なうことが出来る。(体験版では出来ない?) クラスのテンプレートをUML図の上にマウスでドロップ作成すれば、自動的にそのクラス名をファイル名とするファイルが作成され、プロジェクトに追加される。クラスから別のクラスへ派生されていることを示す線で接続すれば、自動的に

	class A : B {
	}

のようなコードを生成してくれる。マウスでUML図上でメソッドの追加を選び、メソッド名を入力すれば自動的に

	class A : B {
		public void	Method() {
		}
	}

というコードが生成される。パターンの追加で、GoFのobserverを選べば、自動的にobserverの雛形を用意してくれる。あとはクラス名を変更して接続関係をいじればそのまま使えそうだ。製品版では、自分だけのパターンも登録していけるようだ。


こういうのは、どことなく近未来的なプログラミング環境を予感させる。プログラミング環境は最終的にこういう風になるんじゃないか、というのが十二分に感じられた。しかしTogetherには何かが足りない気がしてならない。(つづく)