MicrosoftはUMLを敬遠

昨日、いずれUMLを用いて開発していかなければなる、と書いたばかりだが、気になるニュースがあるので紹介したい。


「Whitehorse」は、Windowsソフトウェア開発に革命を起こすか? - CNET Japan

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20064465,00.htm


Microsoftは今年、Windowsベースのビジネスソフトウェアの
構築・利用方法を簡素化するツールをリリースし、
Java陣営の競合他社を引き離す作戦に出る。

Microsoftは、今年半ば頃に「Whitehorse」(開発コード名
という新ツールのテスト版をリリースする。Whitehorseは、
プログラマが現行ツールを使う場合よりもより短時間で、
信頼性の高いWindowsアプリケーションを設計・構築できる
ようにするツールだ、とMicrosoft開発部門の主任プロダクト
マネージャーPrashant Sridharanが、CNET News.comに語った。

Whitehorseは、Microsoftが今年発売予定のVisual Studio.Net
開発ツールパッケージの次期製品「Whidbey」(開発コード名
の一部となる。


Whidbey」というのは、Visual Studio.NET 2005(以下VS2005)のことである。VS2005には、このUMLに代わるツールが投入されるようだ。何故、業界標準になろうとしているUMLを採用しなかったのか気になるが、UMLより高い生産性があると判断したのだろう。だとしたら、期待していいのかも知れない。


しかしまあ、クラス図やシーケンス図は、もはやUMLで書くのが常識となりつつあるので、いまさら違う記法をもってこられても、という気はするのだが..。(つづく)