VMWare Fusion 4速攻レビュー

Mac で Windows を動かすなら act2.com ← Fusion 3のバナーしかなかった。ごめん。このリンクをたどってFusion 4を購入してくだされ…。



私はMacBook Air(以下MBAと略す)でWindowsでの作業をするためにVMWare Fusion 3を7月末に購入した。ダウンロード版だと5,980円だった。


昨日、Lion正式対応となったVMWare Fusion 4(以下Fusion 4と略す)が発売になった。Fusion 3からFusion 4は無償バージョンアップできた。(2011年7月20日(木) 〜 9月30日(金)に購入したユーザーが無償バージョンアップ対象)


Fusion 4は3Dまわりが改善されていて、3Dの処理速度・互換性が格段に向上しているらしいのだが、私はFusion内のOSで3D関連のソフトを使っていないのでよくわからず。


その他の速度的には、Fusion 3とほぼ変わらず。Fusionの仮想化は優れていてディスクI/Oも速いしCPUエミュレーションも非エミュレーションと比較してほとんど遜色がない。MBA + Fusion + Windows 7の組み合わせで使うと、MBASSDが高速なおかげもあって、Visual StudioOutlookなどアプリケーションの起動がやたら速い。もうWindowsのデスクトップ機に戻りたくない。


リモートデスクトップも、Lion内のリモートデスクトップクライアント(Microsoft製)より、Fusion 4内のWindows 7からリモートデスクトップを使うほうがレスポンスがいいし複数起動も出来るので便利である。MacOS X用のリモートデスクトップクライアントの作り込みが足りないのか何なのかはよくわからないが…。


2年ぐらい前は、VMWareを使うならメモリは8GBとか16GBは必須で、ゲストOSに4GBぐらいは割り当てないと遅いというのが定説であったが、私はいまFusion内のWindows7には1GBしかメモリは割り当てていない。それなのにサクサク動く。結局、メモリが少ないとときどきスワップするのだが、スワップしたところでSSDが爆速なので体感的には全く気にならないのだ。これは意外な発見だった。


結局、Windows7(HDD 30GB、メモリ1GB割り当て)とWindows Server 2008 R2(HDD 15GB、メモリ1GB割り当て)とUbuntu(HDD 6GB、メモリ512MB割り当て)を同時に起動して作業していてもほとんどストレスを感じない。MBA + Fusionって凄いなぁと思う。


あとFusionはMacOSとアプリケーションを連携させる機能があって、私は、Fusion内のOutlookで受信したメールのリンクをLion側のSafariで開くように設定している。ブラウザ作業はLion側で一貫してやるようにしておいたほうが使い勝手がいい。(Lion側のSafariならLion内蔵の電子辞書を直接調べたりできて便利!)


また、仮想PC用にOSをインストールしなくとも、BootCamp領域をそのままFusion内で起動することもできる。これなら新たにSSDを消費しないし、Windows側でメモリやCPUをフルに使いたいときはBootCampで起動してしまえばいい。


ということで、Fusion 4はWindowsをMission Controlの1画面として使いたいMBAユーザーにとってはマストアイテムだと私は思う。いまなら発売キャンペーン中でダウンロード版なら4,900円で購入できるようだ。 → Mac で Windows を動かすなら VMware Fusion