佐藤康光の一手損角換わり


佐藤康光の一手損角換わり (佐藤康光の将棋シリーズ)

佐藤康光の一手損角換わり (佐藤康光の将棋シリーズ)が明日発売みたいです。


後手で先手より一手損しているのに、さらに一手損したほうが良いって言うんだから、将棋っていうゲームは奥が深いですね。


極論を言えば、将棋のほとんどの手は悪手なんですよね。26の歩をひとつ前に進めて25に移動させると、歩は前進して、飛車の移動範囲が広くなる半面、そこに桂馬跳べなくなったり。


正確に言うと、一つの指し手に善と悪が同居しているというか。もちろん、対戦相手は、その悪の部分に、針の穴をあけてダムを破壊するかのように大きく拡大して広げようとしてくるのですが。その相手の指し手もまた、善であり悪であるので、こちらもその相手の指し手の悪の部分をこじ開けて広げようとするわけです。


簡単に言ってしまえば、将棋って言うのは、それの繰り返しのゲームだと思うんですよね。