UMPCのブーム到来か
相手にPowerPointの資料などを見せながらプレゼンするときにiPhoneでは小さすぎる。
かと言ってノーパソは重いのでなるべくなら持ち運びたくない。
つまり、気軽に持ち運びの出来る軽量でキーボードレスなSSD搭載のタッチパネルなUMPCが欲しいわけだ。
いろいろ商品を比較してみた結果、Viliv X70がなかなかいいと思った。
Viliv X70の国内の代理店での予約受付が始まった。(→ http://www.brule.co.jp/umpc/x70.shtml )
カタログによるとスペックは以下の通り。 ・Intel Atom 1.3GHz (Z520) |
GPSがついているので、オフラインで地図を見れるソフトなどと連動すれば、現在位置の地図が見れるらしい。キーボードレスでタッチパネルになっている。価格もSSD搭載のUMPCとしては格安。
・「X70-E」は、CPUにAtom Z515(1.3GHz)、16GB SSD、Windows XP Home Editionを搭載し、価格は59,800円。
・「X70-P-32」は、CPUにAtom Z520(1.3GHz)、32GB SSD、Windows XP Home Editionを搭載し、価格は69,800円。
・「X70-P-64」は、CPUにAtom Z520、64GB SSD、Windows Vista Home Premium(Windows 7アップグレード権付き)を搭載し、価格は82,800円。
いまなら、カーキット + レザーケースがおまけでもらえる。
SSDの性能のほうは、Viliv S5(こちらは400グラムでこちらもなかなか魅力的な商品だがプレゼンに使うには画面が少し小さすぎる)と同じだろうから、sequential read 71.55MB,write 34.11MB/sで、普通のHDDよりはやや速いぐらい。*1
速攻買おうかと思ったが、マルチタッチではないのが少し残念なところ。せっかくWindows7なんだし…。あとはSSDの速度がOCZ SSD VERTEX SATA II 2.5inch 30GB Read Max 218MB/s Write Max 161MB/s OCZSSD2-1VTX30Gなんかと比べると1/3ぐらいの速度なのが少し嫌かも。SSD自体はS5と同じ構造なら換装は出来ると思うのだが、換装してのOSのインストールは面倒なので出来ればやりたくない。
欲を言えば、せっかくなのでこのUMPCでちょっとした開発もしたいので、メモリがもう少し欲しいかも。(Vilivはメモリは増設不可) あと、Atom 1.3GHzだと開発機として使うにはCPUスペック的にきついかも知れない。
しかしまあ、FILCO 折りたたみ式キーボード パピヨン FKB66PU*2なんかと組み合わせれば出先でも何不自由なく文書ぐらい作成したりは出来そうだ。
Viliv国内の販売代理店 BRULÉ公式
http://www.brule.co.jp/
■ 折りたたみキーボードに関する追記
かな入力派にとって、折りたたみ式キーボードでいいものがないのが困る。
FKB66PUのような配列はちょっと勘弁して欲しいものがある。
ポメラのキー配列はかなり普通のデスクトップ機のものに近いが、外部キーボードとして使えない。ポメラのCPUにはTMP92CF29A(Z80の32bit版?)が載っているらしく、これはUARTが搭載されているのでfirmwareを書き換えてしまえばいいような気もするが、firmwareのupdateするプログラムは公開されていない。(firmwareのバージョンアップは発売元に送って返送してもらう形になる) ROMの書き換えは大変なのでこれには手を出したくない。ポメラは重さも370グラム + 乾電池の重さなので、Viliv X70の660グラムに加えると普通のネットブック並の重さになってしまう。これでは何をやっているのかわからない。
あと、キーピッチに関しても気になる。FKB66PUは16mm。ポメラは17mm。普通のデスクトップ用のキーボードは19mm。文書作成に使うなら、できればキーピッチ19mmの折りたたみ式キーボードが欲しいところだ。
他の選択肢としては赤外線を投影する仮想キーボードVKB-BTがある。(→ http://www.tanomi.com/limited/html/03035.html ) 値段は33,075円 + 送料だが、わずか80グラムで19mmのキーピッチが得られるのは良いかも知れない。英語キー仕様でキーレイアウトをカスタマイズ出来ないのと、Windowsキーとの組み合わせなどで指の影になるような同時押しは出来ないのが難点か。
マシンスペックがもう少しあれば、Webカメラでリアルタイムに撮影をして、紙に印刷したキーボードレイアウトのどこに指があるかぐらいチェックできるんだけど。QRコードみたいにマーカーを四隅においておけば認識自体はそんなに難しくないのではないかと思う。
*1:CrystalDiskMark2.2での測定。情報元→ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20090708_300542.html
また海外のフォーラムで「As for throughput... sequential Reads were about 70mb/s and writes were about 30mb/s」と書かれているから、S5と同等品が載っていると見て間違いなさそう。
*2:主なスペックは、本体サイズが幅300×高さ10×奥行き90mm(折りたたみ時は幅150×高さ20×奥行き90mm)、キー数が70(66キー+4ボタン)、重量175g、キーピッチ16mm(縦、横とも)、キーストローク2.2mm。キー刻印は英字のみで、「変換」「無変換」キーなどは搭載していないが、日本語入力用の「E/J」キーなどは搭載している。
情報元 → http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061216/etc_foldkey.html
このキーボードのレイアウトは → http://www.vshopu.com/f_FKB66PU/FKB66PU_Lkey.gif
かな入力だと「む」、「ろ」、「ー」の位置が普通のキーボードと違うのが少し気になるが、折りたたみ式日本語キーボードはこれ以外にあまり選択肢がない。