待望のPSoC本が出ました
PSoCは、ひとことで言えばアナログ回路・デジタル回路が混在可能な再構成可能なワンチップマイコン。AD/DAコンバータ、アンプ、コンパレータ、バンドパスフィルタなどが欲しいときに便利である。FPGAや従来のワンチップマイコンではどうしようもない部分を埋めてくれそうだ。
PSoCは日本語での情報が不足しており、2004年に発売された左の本しか日本語で書かれた書籍がなく、それもアマゾンではずっと在庫切れでプレミア価格が続いていた。 このたび、CQ出版社から同じ著者による「PSoCマイコントレーニングキット」*1が発売された。価格はトレーニングキット付きで11,500円。 アマゾンでは取り扱っておらず、オンラインから購入したければ、CQ出版社と連動しているオンラインサイトである組み込みネット(http://shop.kumikomi.net/)から買うしかない。 |
私は予約していたので発売日の前に届いた。思ったより分厚い。ブレッドボードは私は正直いらないのだが、サンプルのPSoCのチップの他に、USB接続のPSoCプログラマもついてきて、お試しで使う分には、このキットだけあれば他に特別な機材はいらない(パソコンはもちろんいるが)というように考慮されている。Cコンパイラのライセンスもついてくる。(機能制限はあるが) まさにオールインワンのトレーニングキットと言えるだろう。
■ 追記(2008/03/03 2:30)
アマゾンで取り扱いが始まった。アマゾンでは3月8日発売ということになっている。アマゾンで購入したい人は、こちらからどうぞ。→PSoCマイコン・トレーニングキット