C#2.0時代のゲームプログラミング(26)

NeHe in C#


前回書いた、Marshal.UnsafeAddrOfPinnedArrayElementはハマりどころで、日本語の.NET Framework SDKの訳文が間違っていることもあって、必ずと言っていいほどハマる。


例えば、C#からOpenGLを扱うのは一筋縄ではいかないことをこの連載で示してきたが、誰かがひとたび礎を築きさえすれば、比較的容易にC# + OpenGL + NeHeなんてことも出来る。


id:Ozy:20060408
id:Ozy:20060409
id:Ozy:20060410


Joel on Software

私はいつも『Joel on Software』の一節を思い出す。

つまり、あなたが日常使うことの90%は1週間で学習できるが、残りの10%を知るためには2、3年かかるかもしれないということだ。「やってほしいことがあれば何でも、本を見つけてやり方を覚えるよ」と言う人たちに対して、本当に深い経験を持ったプログラマが光り輝くのは、そういう領域においてだ。


その通りだ。C++C#も似たような言語で、C++を使いこなしていた人にとってC#を扱うのは赤子の手をひねるようなものだろう。だけど、本当に難しいことはそんなことではないのだ。「勉強すれば出来るよ」「必要になれば調べるからさ」「仕事じゃないから本気になれない」なんて言ってるうちは、まだまだなのである。その一番大切な(?)残りの10%を知るために2、3年かかるかも知れないのだ。そして、その残りの10%はどんな本にも載っていないかも知れない。マイクロソフト公式のドキュメントにすら嘘の記載があるかも知れない。これがプログラミングにおける難しさなのだ。