人にパクられるような本を書こう!

ソーシャル娘。萌絵ちゃんのスパイ大作戦


イデアというのは人にパクられて初めて本物だと言える。


『ソーシャル娘。萌絵ちゃんのスパイ大作戦』という本をご存知だろうか?


なんとこの本、私の美咲本にレイアウト等がそっくりなのだ。たぶん類書ということで私の本を参考に作ったのだろう。天下のデータハウスに参考にしていただけたとは、著者として光栄の極みだ。


というかだな。美咲本の、各章の扉には、本当は、当初の予定では扉絵が全章に入るはずだったんですよ。ところが、ちょっと時間的な都合により、1枚の絵を使いまわすことになって、そのあと、私が「最後の章で兄が眼鏡をとったシーンが出てくるので、これは絶対にイラストください」と絵師との連絡係の人に念押ししたところ、「それやっていると扉絵まにあわんそうですよ。そんなのやめましょうよ」と言われた。


私は、これにブチ切れた。「扉絵なんか、顔アイコンでも16パズルのようにべたべた貼り付けといたらええんやがな!(`ω´) 兄貴の真面目に顔は最大の見せ場だから、これは絶対、外されへんのジャ!」 土壇場に来て、やねうらお大暴走である。


ともかく、美咲本の扉レイアウトはそんな経緯で出来上がったシロモノなのだ。


そんなわけで、このレイアウトはあまり威張れたもんじゃないんだけどな。このソーシャル本に、そういった私の思考の残滓(「ざんし」:のこりかすのこと)のようなものを見いだすとき、なんだかとても照れくさい気持ちになる。