くそみそ式コードレビュー
今回のアルバイトの採用/不採用を決めるためにサンプル作品を提出してもらう。5K程度のソースでも何でも良い。5分ほど眺めていると、たいていバグがあることに気づく。大小かかわらず、送られてくるソースはバグの山だ。論理的な誤り。メモリ解放忘れ。無駄な変数宣言。クラス設計のまずさ。etc..
「5KB程度のソースがしっかり書けないのでは、これ以上の大きなソースを書く仕事をとてもお任せできない」そういう気持ちに駆られる。しかし、まあ、5KBのソースをしっかりかけるのならば500KBだって、5MBだって書けるという意味もある。(だから5KBのソースが書けないことを嘆く必要はないと思う。それがきちっと書けるならば、十分プログラマとしてやっていける。)
それで、普通の会社ならば「弊社の技術スタッフで慎重に慎重を重ねて検討を致しました結果、残念ですが今回は不採用ということに」みたいな文面を返せばいいのに、私の場合、そのへん我慢できず「こことここがバグがあって、ここがひどくて、ここが間違ってて、ここがおかしくて、ここが笑いとまらない」とか書いてしまうんだ。(いや、実際は「笑いとまらない」とまでは書かないよ!ホントだよ!)
学生の人を除けば、相手はプロのプログラマとして仕事をしている人が大半で、みんなそれなりに自信を持って応募してきているのに、あまりの内容に結構ショックを受ける人が多い。たぶん、こんなことを続けていたらそのうち夜道で後ろから刺されるんじゃないかと思う。
しかし、ひとつだけわかって欲しいのは、あたしゃプログラムのことで嘘はつきたくないということだ。見え透いた駆け引きもしたくない。ダメなものはダメ。いいものはいい。そのへんは正直に自分の意見を伝えたい。仮に、その結果、夜道で後ろから刺されることになるとしても..