ふたつ目の話は、コンパイラは道具ではないということ(2)

昨日の話について、こういうトラックバックがあった。その人の日記にコメントしようかと思ったのだけど、コメント機能を無効にしてあるのでこちらで書かせてもらう。

http://d.hatena.ne.jp/neet/20040614


結論: 数学を道具だと思うことで工学者はハッピーになれる。間違いない。:-)

この人は機械工学を専攻していたらしく、安易に上のように結論づけられている。私が一番、注意を喚起したいのは、そういった人たちなのに、私の言っていることがまったく理解されていないことに落胆を隠せない。*1


確かに機械工学からすれば、(数学は)使う側の立場だと言えるかも知れない。この人が例として出している「制御工学」は私も大学の時に講義を受けたし、ラプラス変換もやった。ああいう世界に没頭すれば没頭するほど、数学は道具と思わなければやっていられなくなるし、その気持ちはわかる。オーケー。私が警鐘をならしたいのは、まさにそういった人たちだ。(つづく)

*1:とは言っても、まだ何も具体的な内容は書いてないので仕方ないと言えば仕方ないのだけど。