ググらねぇよカスという選択肢


いまどき、検索すればすぐにわかるようなことを掲示板などで質問するとすぐに「ググれカス」と返される。


誰しも不慣れな分野のプログラムを書こうとすると9割ぐらいの時間が検索に費やす時間で、残りの1割ぐらいの時間でプログラムのコードを書いているような状態になる。無駄な試行錯誤をしない分だけ効率的に仕事は進んでいるように思える。しかし、自分で試行錯誤をしないので内容を深くまで理解していないまま進めてしまうことが多い。


例えて言うなら数学の問題を自分で解かず、すぐに解答を見て解答を丸暗記しているような感じ。その問題の解き方はわかるものの、考える力は何も身につかない。自分で試行錯誤してないから、本質的なことを理解していない。試験で問題がいざ出題されても、(解き方はたくさん知っているのに)どのアプローチを採っていいかわからなくて時間をいたずらに費やす。


ググって、自分が直面している問題の答えにありつけて、瞬間的にはスムーズに物事が進んでいるように見えて、その内実、貴重な学習の機会や成長するための時間を失っているのではないかなぁ。