はてブの模様替えにともなって記事の書き方を変えてみた


このブログの一つ前の記事が、東京産業新聞社の運営する「ガジェット通信」に掲載された。


計算の速い子供が数学者に向いているのではないという話
http://getnews.jp/archives/27004


すると自動的にmixiにも掲載された。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&id=947024


最近は、このように、はてブたくさんされる→GIGAZINEなど大手サイトが取り上げる→各メディアが注目記事に目をつけてアプローチしてくる→mixiニュースに掲載される→mixi内で言及されるというコンボが形成されつつあるが、それ以前は、はてブなんてものはなく、小さい(少ないアクセスしかない)ニュースサイトが取り上げる→その小さいニュースサイトの記事を取り上げる中ぐらいのニュースサイトが取り上げる→その中ぐらいのニュースサイトの記事を厳選して取り上げる大手ニュースサイト(変人窟など)が取り上げる→大手ニュースサイトの記事を自分のブログで言及するサイトがぽつぽつ出るというコンボだった。


だから当時(5年ぐらい前)はアクセス数を稼ぐには、その小さなニュースサイトをターゲットに、その管理人の趣味趣向に合わせた記事を書くのが効果的だった。


だがいまは、いかにはてブされるかである。大手ニュースサイトも、必ずと言っていいほどはてブのホットエントリーはチェックしている。私のブログも、近年(ここ2,3年以内)は、中規模のサイトで取り上げられてもいないのに、大手ニュースサイトから直接取り上げられたことが何度かあった。


やや余談になるが大手ニュースサイトのなかでもGIGAZINEは、異色であり、私の想像の斜め上を行く。私の最近の記事で言えば、「世界一おいしい桃の作り方」(→ http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20090805 )などという、どこのサイトにも取り上げられていなくて、はてブも11しかされていない記事をGIGAZINEは翌日に取り上げた。彼らがどうやって記事を探しているのかはわからないが、かなり大がかりに、かなりの数のサイトをチェックしていることは間違いない。


ところで、その問題のはてブも、はてブのトップページの模様替えとともに、IT関連の記事ではなかなか上位に食い込めなくなった。はてなはコンピュータオタクの巣窟というイメージから脱却するための模様替えだとは思うが、プログラム関係の記事を中心に書いてきた者にとっては、大打撃である。


では、どんな記事がはてブされやすいのか?


もちろん、まとめ記事やノウハウ系は手間はかかるが書きやすいし、はてブもされやすい。「生活で必要なXXXするのに便利なYYYのまとめ」これは鉄板である。「XXX試験の最短合格法」だとか「たったX日でYYYになる方法」だとか、とても手堅い。


まあ、それはそれでいいのだけど、もう少しエッセイに近いものが、はてブされないものかとずっと考えていた。自分のなかである程度結論が出たので、少し趣向を変えて書いたのが、前回の記事「計算の速い子供が数学者に向いているのではないという話」(→ http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20090824 )である。


たぶん、以前の私には書けなかった(書かなかったのではなく以前の私には能力的に書けなかった)タイプの記事だ。私の思惑通り(?)結構はてブされたので、今後、定期的にこの新しいスタイルで書いていこうと思う。「この新しいスタイル」が何を指すのかはあえて説明しないが…。