快適なプログラミング環境とは?
各地で話題になっているので紹介しないわけにはいかない。
http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jphoto/read.php?id=enjoyjapan_11&nid=30117
絵描きさん*1の環境らしいが、まあ、PhotoShopとか重いのでこうしたい気持ちがわからないでもない。
それに対して、プロのプログラマの平均的な開発マシンと言えばどんなものだろう?
私は、CP/Mのスクリーンエディタで上に1行スクロールさせるのに1秒近くかかった時代のプログラマなので、原則的に頭のなかですべてのコードを組み立てて、プログラムの行頭から最終行へ向かって入力していくようになっている。BM98を作ったときにしても、486DX66MHzのノートパソコン上で秀丸だけでコードをすべて書き切り、数回VisualC++5でコンパイルするだけで完成させた。コンパイルするのに1分近くかかったし、実行させてデバッグするという考えは当時の私にはなかった。そもそも、そんな機能なんてこれっぽっちも欲しいとは思わなかった。
最近は、何か挙動不審なことがあれば、デバッガで追いかけることがあるが、それは最終手段だと思う。安易にデバッガで追いかける限りは、設計段階でバグのないもの組み立てていく能力が養われない。とりあえずコンパイルして、何かあればデバッガで、とか考えている人のソースを見るとたいていmodelとviewすら分離されておらず、機種依存部分と機種非依存部分も混ぜこぜになっている。いい環境はプログラマを甘やかすばかりだ。
*1:みこみこサークル「和」さん→http://www.nagomiko.net/