東大将棋無双 速攻レビュー


先行予約していたので、いま、届いた。(9/25 8:35)
発売日は明日26日?


大将棋無双は言うまでもなくトップアマに匹敵する強さを持った棚瀬将棋の製品版だ。


大将棋無双はWindows用なのだが、実験を兼ねてiMacにインストールしてみた。
私は、Wine(≒Windowsシミュレータ)よりさらに手軽に使えるMikuInstallerを使っている。


iMacで動かしたところ駒が移動のときにアニメーションをするのだが、そのときに若干画面がちらつくが(Wineの再描画の問題だろう)、それを除けばiMacでも全く問題なく動いている。


思考はずいぶん早い。コンピュータを初段/時間無制限に設定にして、終局の局面でコンピュータはトータルは20秒ぐらいしか使っていない。(Core2 3GHzのマシンにて)


ひとつ段位があがるごとに思考時間は3倍程度になるようで、二段なら1分(終局までのコンピュータの総消費時間),三段なら3分,四段なら9分,五段なら27分と言った感じだと思う。(正確に計測していないので間違っているかも)


思考モードは、五段の上に「五段+」,「五段++」,「五段+++」というモードがある。

香落ちで激指7に勝利
http://www2.imgup.org/iup695700.jpg

激指7と対戦させて3連勝らしい(2連勝の後、香落ちでも完勝)
(思考時間が違うのは、手入力で対戦させているため)


香落ちで、AIver.15にも快勝。香落ちで勝つということは、平手で4勝1敗か9勝1敗の差なのでしょうか。
詳しい人の意見求む。 
AIは激7に3勝2敗のペースで勝つ。
この2つは19年5月の第17回世界コンピュータ将棋選手権のバージョンなので、自明。
もう疲れたので、誰かボナンザとの香落ち戦をしてください。

http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/20080925

なかなか成績いいみたいですね。


私は(時間の関係で)三段モードで何回かやってみたところ、10回ぐらいやってわずか1回勝てただけだった。


大将棋無双は、長手数で「と金」攻めされる手順をやはり読めてないので、ああ、こういう攻めには弱いんだな、と思ったが、終盤のねじり合いになると全く歯が立たない。(終盤に関してはもうプロ棋士レベルなのだろう)


序盤でも力戦形にすると人間なら見落とすような筋で攻めてきてあっと言う間に負かされる。強すぎる。


肝心の機能のほうだが、東大将棋シリーズにあったような女流と対戦だとか詰め将棋モードだとか、トーナメントモードだとか、定跡指定局面からのスタートとかそういうチャラい(?)機能は一切なし。対局のみに特化。


ヒントモード(人間同士の対局のときにコンピュータが指し手を考えてくれる)はあるが、一回押せば候補手が出てきてそれで終わり。駒を動かして相手の手番になると、再度ヒントボタンを押さないと考えてくれない。これじゃ検討に使えねぇ…。→ メニューの編集のところに検討モードがあった。こっちを使えばいいのか。そうか…。


とまあ、本当に将棋が好きで、腕試しがしたい人向けのソフトじゃないかと思う。


Intel系のMacでも動くので、将棋好きなMacユーザーの人もどうぞ。
ちなみにマイコミのサイトだと、現在\10,752なのだが、アマゾンは\9,522だ。


新・東大将棋 無双
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