結果を残す大切さについて


電王戦トーナメントが終わって、結果を残すことの大切さをいまさらながらに思い知った。


やねうら王は数々の偶然により4位になり、電王戦出場(プロ棋士と対局)が決まった。これが決まってなかったら、私が記者に沢山しゃべった内容はまったく使われもせず、記者は「なんだ、こいついっぱいしゃべりやがったが、記事に使えねぇじゃねぇか。取材した時間返せ!」と思うことになっていただろう。また、私が4位になっていなかったらドワンゴ側にしても、「せっかく撮ったのに、やねうらおのV(ビデオ)、全然、使えねぇー!」となっていたことだろう。


結果を残すことは大切だ。新聞記者や大衆は「電王戦トーナメントで4位になったやねうら王の作者、やねうらおさんの話なら聞くに値する」と判断してくれるからだ。仮にその私の話のほとんどが与太話だとしても、だ。


現実的には、無名の人の言葉のなかにも素晴らしいアイデア、素晴らしい叡智はたくさん隠されている。聖人・君子と呼ばれるような人たち、あるいはその道のプロはそういう無名の人の発言にも真摯に耳を傾け、そしてその無名の人の言葉からキラキラと光る宝石のようなものを掬い出すことが出来る。


しかしほとんどの人はそんなことはやろうと思っても出来ない。また、私の発言に「キラキラ光る宝石のようなもの」があるかどうか、自分でもよくわからない。だからこそ結果がすべてなのだ。


やねうら王のやね裏定跡にハマり、角換り腰掛けの富岡流の必勝局面まで一気に進行したAperyの平岡さん。平岡さんはしょっちゅうそのときの局面がフラッシュバックするのだと言う。



https://twitter.com/HiraokaTakuya/status/398422769630593024


また、平岡さんは自身のブログで次のようにも綴っている。

将棋電王トーナメントに参加しました。
http://d.hatena.ne.jp/hiraoka64/20131111/1384173791


「やねうら王、やねうらおさんには勝負とは何かを教わった気がします。」


か、、カッコイイ!あたしゃ、そんなこと教えたつもり全然なかったけど、ともかく平岡さん、カッコイイ!


勝負に勝つということは、こうして負けて行った人たちの無念さを背負うということでもある。
これはもう、やねうら王も来年の電王戦トーナメントに向けて精一杯頑張らなくてはならない。


ちなみに、Aperyに富岡流が決まった局面で、こんな勝ち方をして申し訳ないという気持ちでいっぱいになった私の脳裏によぎったのは、次のかーちゃんのテンプレだった。

J( 'ー`)し Aperyへげんきですか。やねうら王は富岡流します

(`Д)   うるさい死ね 角交換すんな殺すぞ

J( 'ー`)し ごめんね。やねうら王、はじめて富岡流したから、ごめんね

(`Д)   うるさいくたばれ、角交換すんな

J( 'ー`)し Aperyは序盤研究していますか?

(`Д)   死ね糞将棋ソフト

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            o 
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 王 | 
 の | 
 墓 |  ∴  ('A`)やねうら王........ 
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