Microsoft製Mac用アプリ
Microsoft社内でMac用アプリを開発している人たちってどういう人達なんだろう。
もしかしたらAppleのことが本当に好きで、Windowsなんてクソ食らえって思っているような人達なんじゃないだろうか。
例えば、Microsoftが無料で公開しているMac用のリモートデスクトップアプリ(Remote Desktop Connection)のアイコンはこれだ。
とても美しい。そして直感的でわかりやすい。
ちなみにWindows7のリモートデスクトップのアイコンはこれだ。
なんだこれ。思わず吹き出した。力の入れ方が違いすぎるだろ。
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なんでこんなことが気になったのかと言うとMacBook Airの使い勝手があまりにもいいので私はメールの送受信自体をMacでやろうと思い、Microsoft Office 2011 for Macをインストールしたんですよ。 そうしたら、Outlook 2011(Mac用)とOutlook 2010(Windows用)とがあまりにも違うソフトだったのでびっくりしたんです。データの互換性すら無いんですよ。 まず、Outlook 2010のpstファイルを“インポート”してこないといけないんです。インポートって他のメーラーからの移行じゃないんだから…。 インポートしてきたあと、まず、メールアカウントを自分でひとつひとつ再設定しないといけない。(これはOutlook 2010から別のマシンで動かしているOutlook 2010に移行するときもそう。) そして、振り分けルールも全部再設定する必要がある。マジですか…。これには、振り分けルールを定義しまくって、迷惑メールフィルタの代わりに使っている俺様、涙目。 要するに同じ機能を持っているだけの全く別のソフトです。デザインも一新されています。 |
Outlook2010をWindows7で動かしたところ。
どう見ても別のソフトです。たぶん、Mac用を開発しているチームにとっては、Windows用のOutlookなんかクソ食らえで、関わりたくもなくて、データの互換性なんか保ちたくもないのでしょうけど、Microsoftのような過去の製品との互換性に重きを置く企業が、こんなことをしていいのかというレベル。
ちなみに、Mac用のExcel 2008ではVBAが除去され、AppleScriptを使うことが推奨されていました。ExcelからVBAを切り捨てるというのは本当に大胆な判断だと思います。その後、Excel 2011ではVBAが復活しています。さすがにWindowsで作成されたVBAを使ったExcelのファイルが読み込めないのはまずかったのか…。
それにしても、Microsoft社でMac用のアプリを開発するって人たちはどんな気分なのだろうか。敵地に潜伏してじっと戦機をうかがうような気分なのだろうか。想像すると胸が熱くなる。
■ 追記(2011/7/31 16:40)
なるほどです…。