【俺の】まどか☆マギカの全容【理解】
友達「ねぇ、まどか☆マギカってあるやん?あれって面白いの?」
私 「とても面白いよ。ネタバレにならないように、設定を少し変えてストーリーを説明したるわ。」
という経緯で↓の説明をした。アニメの内容を知っている人がこの説明を横で聞いていたら食べているお茶漬けを吹き出したかも知れないが。
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まずね、まどか☆マギカはネットワークビジネスの話なの。平たく言えばマルチ商法、まあねずみ講まがいの商売だね。アムウ●イでも想像するといい。 暁美ほむら(あけみほむら)ってのが、事情通なわけ。だからアムウ●イの怖さを知っているので、鹿目まどか(かなめまどか)に忠告する。 ほむら「鹿目まどか、あなたは自分の人生が尊いと思う?家族や自分の友達を大切にしてる?」 これ↑第1話の、ほむらがまどかにアムウ●イに誘われても入っちゃ駄目って釘を刺すところね。 次に巴マミ(ともえまみ)ってのが出てくる。こいつが、アムウ●イにずっぽりハマってて、まどかを勧誘しようとするわけ。 アムウ●イで取り扱っているのは、とてもいい商品だから、それを友達に紹介してあげたらその友達も喜んでくれるし、それが人助けでもあるのよとか何とか言うわけ。 そうしたら、まどかはそれを真に受けて「こんな私でも誰かの役に立てるとしたらそれはとっても嬉しいな」って思ってしまう。これ2話な。 |
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マミさんが、まどかのアムウ●イのディストリビューター(販売員)への勧誘に成功して、あとは契約書持ってくるから印鑑用意して待っててねとか言ってたら、組織の親会員から電話がかかってきて、数分後に、マミさんがまどかの目の前で自殺して首チョンパに。マミさんは実は借金で首が回らなくなっていたんだね。これ3話な。 まどかの親友の美樹さやかは、まどかが知らないうちに病気の男の友達を助ける金欲しさにアムウ●イのディストリビューターになっている衝撃の展開。これ4話な。 そのあとQB(キュゥべえ)ってのが出てくる。こいつ、アムウ●イの社員なわけ。QBが、さやかを守りたいならさやかの側に居て一緒に商品を販売したほうがさやかの売上も伸びるよ、とまどかをそそのかす。これ5話な。 QB「不特定多数の人間ではなく君の肉親や友達を勧誘してくれってボクが言ったのは、不特定多数を勧誘したら無限連鎖講になってしまうからに決まってるじゃないか。これは日本では1978年11月11日に公布された無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されている。」とか組織の仕組みについて後出しジャンケン風にQBが説明するのが6話な。 まどか「さやかちゃんは元の暮らしには戻れないの?」 これは、まどかがさやかをアムウ●イから足を洗わせようとするところ。7話な。 |
まどか「あなたを恨んだらさやかちゃんを元に戻してくれる?」
QB 「無理だ。それは僕の力の及ぶことじゃない。」
まどか「ねぇ。いつか言ってた、私がすごいディストリビューターになれるって話、あれは本当なの?」
QB 「凄いなんて言うのは控えめな表現だ。君は途方もないディストリビューターになるよ。おそらく、この世界で最強の。」
そのあとQBがまどかをべた褒め。「はっきり言って君が秘めている潜在能力は理論的にはありえない規模のものだ。誰かに説明して欲しいのは僕だって一緒さ。君が力を解放すれば、奇跡を起こすどころか宇宙の法則をねじ曲げることだって可能だろう。何故、君一人だけがそれほどの素質を備えているのか、理由はいまだにわからない。」
まんざら悪い気はしないまどか。「私は自分なんて何のとりえもない人間だって思ってた。ずっとこのまま誰のためになることも何の役に立つことも出来ずに最期までただなんとなく生きていくのかなって。それは悔しいし寂しいことだけど、でも仕方ないよねって思ってたの。」
QBが一気に畳み掛ける。「現実はずいぶん違ったね。まどか、君は望むなら万能の神にだってなれるかも知れないよ。」
まどか「私ならQBに出来ないことでも…私なら出来るのかな?私があなたと契約したらさやかちゃんは元の生活に戻せる?」
QB「その程度、きっと造作も無いだろうね。その願いは君にとって魂を差し出すに足るものかい?」
まどか「さやかちゃんのためならいいよ。私、アムウ●イのディストリビューターに…」
そこに駆けつけて止めに入るほむら。これ8話な。
QBは、少女がアムウ●イのディストリビューターになるための権利料を収めさせる。だから、権利料さえ収めてもらえれば、あとはその少女の持つ人脈を使い果た時点で、もうその少女は用済みだ。その仕組みが分かり出すのが9話な。
そして10話が特に面白いんだ。ほむらが何度も同じ時間をやり直すんだ。(参考 → http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20110325 )
いくつもの並行世界を渡り歩く暁美ほむら。
ある世界ではディストリビューターになってまどかは死ぬ寸前だ。
まどか「ほむらちゃん、過去に戻れるんだよね?こんな終わり方にならないように歴史を変えられるって言ってたよね。QBに騙される前の馬鹿な私を助けてあげてくれないかな?」
ほむら「約束するわ。絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返すことになっても必ずあなたを守ってみせる!」
まどか「あたし、アムウ●イのディストリビューターにはなりたくない!嫌なことも悲しいこともあったけど、守りたいものだってたくさんこの世界にはあったから。」
まあ、10話まではこんな感じ。そして、11話、12話は、↓の放送を!!
■ 放送のスケジュール
MBS 4月21日(木)26:40〜 第11話・第12話連続放送
TBS 4月21日(木)27:00〜 第10話・第11話・第12話連続放送
CBC 4月24日(日)26:45〜 第10話・第11話・第12話連続放送
ニコニコ動画 4/24(日)28:15〜
■ 11話と12話を見てからその内容を↓に追記する。
(2011/04/22 4:00追記)
以下、マジネタバレ。アニメのほうを最後まで見た人と、アニメのほうはずっと見る気のない人だけ以下を見てください。
11話・12話のあらすじ。
さやかが死体で見つかったのを知ってショックを受けるまどか。
QB「意外な展開ではないよ。予兆はずいぶん前からあった。」
まどか「どうでもいいって言うの?みんなあなたのせいで死んだようなものなのに!」
QB「例えば君は家畜に対して引け目を感じたりするかい?彼らがどういうプロセスで君たちの食卓に並ぶのか。」
QBの言葉がまどかの神経を逆撫でする。
まどか「やめてよ!」
QB「その反応は理不尽だ。彼らは人間の糧になることを前提に生存競争から保護され、淘汰されることなく繁殖している。牛も豚も鳥も他の野生動物に比べれば種としての繁殖ぶりは圧倒的だ。君たちは皆、理想的な共栄関係にあるじゃないか。」
まどか「同じだって言いたいの?」
QB「むしろ僕らは人類が家畜を扱うよりもずっと君たちに対して譲歩しているよ。曲がりなりにも知的生命体と認めた上で交渉しているのだしね。」
QBには人の心を持たない。QBではなく、その母体となるシステム自体が悪なのだと気づいたまどかがほむらに自分の決意を話す。
まどか「私、やっとわかったの。叶えたい願い事を見つけたの。だからそのためにこの命を使うね。」
ほむら「やめて!それじゃ、それじゃあ私は何のために…。」
まどか「ごめん。本当にごめん。これまでずっと、ずっとずっと、ほむらちゃんに護られて、望まれてきたから今の私があるのだと思う。本当にごめん。そんな私がやっと見付け出した答えなの。信じて!絶対に今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから…。」
まどかは自分の臓器を売って、その金でアムウ●イを滅ぼしたのであった。
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