君がオヤジになる前に


君がオヤジになる前に

ホリエモンの新刊が興味深い。君がオヤジになる前にだ。見ての通り、イラストが福本伸行氏。表紙だけでも相当なインパクトがある。


発売日は今日、10月29日だ。これはホリエモンの誕生日なんだよね。38歳の誕生日に若者に向けたメッセージ本を出すだなんて洒落てる。なんで私がホリエモンの誕生日を知っているかというと、ホリエモンの誕生日は私と3日違いだからだ。(同じ昭和47年生まれ)


ホリエモンと違って、私が若者に向けたメッセージ本を出しても誰も買わないだろうから、私は、まあ、テキトウにこのブログに思ってることを書き散らかしておく。↓↓↓


技術者として一流の腕があって、ビジネスセンスがそこそこあれば、普通は、同世代の人と比べて2,3倍の年収はあって然りなわけだ。5倍とか10倍ある人もざらにいる。


そういう人たちがどういう状況になるのか考えるために、いま仮に、A君は年収300万円(手取りで)、B君はその4倍の1,200万円(手取りで)だとしよう。1年で貯蓄できる額はB君はA君の4倍ではない。なぜなら、A君は稼ぎのほとんどが生活費で消えていくのに対して、B君は年間300万円だけ使い残りは貯蓄するかも知れない。その場合、A君の1年の貯蓄額はほとんどゼロなのに対して、B君の貯蓄額は900万円なわけだ。10年後、A君は300万円ぐらい貯蓄できていればいいほうなのに対して、B君の貯蓄は1億円近くになっているだろう。その差、30倍以上。


私のまわりで言えば、35歳ぐらいの段階で2億円ぐらいの貯蓄のある人はざらにいるわけで、そういう人たちはたいていどうするかというと、会社をやめて(事業をやめて)、あとはのんびり暮らすわけだ。もちろん、そういう人たちはブログで「俺、2億持ってるぜwww」みたいな自慢はしない。そんな自慢をして命を狙われてはかなわないからだ。情報の発信などせず物静かに暮らすのみである。つまり、そういう人達の情報は、なかなかブログではお目にかかれない。


ブログに出てくるのは、技術者として二流か、ビジネスセンスがないのか、会社を経営したり働き続けることに生きがいを感じているだとか、そんなに貯蓄する気がなく使いつづけたので働かざるを得ない人とか、まあ、そういった人達だ。別にそれらは全然悪いこっちゃないが。


35歳の現場の技術者が「一流の技術者になるには英語と数学を勉強しておきなさい」とか言っても私ならそんな意見にはこれっぽっちも耳を貸さない。35歳なら、もうとっくにセミリタイアしていておかしくない年齢だ。その技術者はもしかしたら本当に一流の技術者かも知れないが、ビジネスマンとしては三流だ。みんなもそういう人が居たら、「英語と数学を勉強してもあんたのようにしかなれないじゃないか!」と言ってやるといい。(そのあとどうなっても知らんけど)


あと、自分を天才だと思っている若者に向けて一言言っておく。君は本当に天才かも知れん。だけど、もし本当に天才なら30年後なんか見据える必要ねーじゃん。10年ほどで結果を出せるだろ。なにせ、天才なんだからさ。だから見据えるのは10年ぐらいでいいじゃん。君が社会に出てから10年も働いたら2億円ぐらい手元にあるんじゃね?もし、君が本当に天才ならな。


ああ、ちなみに私は38歳でいまだ働いていたりするので、たぶん一流の技術者ではない and/or ビジネスセンスがない and/or 浪費家なのだろう。だから、私の言うこと↑↑↑もあんまり信用しないほうがいいですよ。まる。